大掃除は秋がおすすめ!そのワケと大掃除のポイントは?
秋は大掃除のベストシーズン!
日本人には「大掃除と言えば年末の風物詩」として定着していますが、年末は気ぜわしい時季のためあまり時間がかけられなかった……という後悔の声も多く聞かれます。
そこで今回おすすめしたいのが「秋の大掃除」です。なぜ秋がいいのか、その理由とお掃除のポイントをお教えします。
大掃除は秋がいい! その理由は?
暑すぎず寒すぎない秋は大掃除にぴったり
夏は温度も湿度も高く、カビや雑菌が繁殖しやすい季節です。また、私たち人間も汗をかく量が増えるなど、老廃物の排出量が多く、家の中に汚れや臭いのもとが大量に蓄積しています。これらの汚れや臭いを年末まで放置しておくのは大変危険。夏の間にたまった汚れは秋にしっかり除去しておきましょう。
【秋の大掃除がいい理由2……秋は気候がいい】
行楽日和の秋は、お掃除にももってこい! 冬の掃除は、水が冷たく、外気温も低いため、案外つらいものです。今の時季なら暑すぎず、寒すぎず、お掃除もはかどります。また、日照時間が短い冬は洗濯物などが乾きにくくなりますので、カーテンなど大物を洗濯するにも秋がおすすめです。
秋にやっておきたいお掃除のポイント
エアコンのフィルター掃除をしよう
夏に酷使したエアコンの汚れはきっちり除去しておきましょう。
掃除せずにそのまま暖房を使い始めると、カビを含んだホコリが部屋中に飛び散ってしまいます。暖房を使い始める前にキレイにしておくことをおすすめします。
【ポイント】
・フィルターのホコリを掃除機で吸う。
・水洗いをする。目詰まりを防ぐため、フィルターの裏側から水をかける。
・タオルで水気をふき取り、日陰干しする。
・吹き出し口など、本体のホコリも掃除機やぞうきんで取り除く。
※掃除する際は主電源を抜き、汚れが落ちてもいいように、新聞紙などを敷きましょう。
ダニが発生するピークは7~9月。10月には寿命を迎えるので、秋はダニの死骸とフンが混じったハウスダストの量が急増します。冬までためておかず、秋のうちにしっかり除去しておきましょう。
【ポイント】
・掃除機を前に出したら斜めに戻してムラなくゴミを吸い取る。
・アルコールを含んだペーパーでカーペットやフローリングを拭く。
□窓
寒いと窓を開けてのお掃除もおっくうになってしまうので、気候のよい秋に済ましちゃいましょう。雨の翌日、かつ曇りの日がおすすめ。湿気が窓の汚れを落としやすくしてくれます。
【ポイント】
・バケツ1杯のぬるま湯と新聞紙を用意する。
・新聞紙を手の平サイズにくしゃくしゃと丸め、ぬるま湯で濡らす。
・窓の上から下に向かってギザギザを描くようにこすって汚れを落とす。
・濡らしていない新聞紙を丸めて、窓の上から下、左から右へ小さな円を描くように拭く。
ガンコな油汚れにはアルカリ性洗剤がおすすめ
夏の暑い気温でキッチンの油汚れも緩んでいる状態。気温が下がると油分が固まって落ちにくくなってしまうので、今がチャンスです。
【ポイント】
・油汚れにはアルカリ性洗剤がベスト。
・自然由来の成分からできた弱アルカリ性の性質を持つ重曹もおすすめ。水と混ぜてスプレーすれば油汚れ洗剤の代わりに!
・レンジフードやガスコンロの五徳など、油汚れがひどい部分は、つけおき洗いがおすすめ。
── 秋に大掃除をしておくことで、年末の掃除がラクになります。また、プロに依頼する場合、年末の大掃除シーズンより料金がお得なケースもあります。いいこと尽くしの「秋の大掃除」。ぜひ挑戦してみてください。
参考HP:アイリスオーヤマ HP、TOKYO GAS HP