3月4日は「ミシンの日」。通園バッグを作る季節がやってきたか…

昔は足踏みミシンが主流で、前進・後退ぐらいしかできませんでしたが、今やミシンはデジタルに対応し、パソコンでデザインしたものを簡単に刺繍できるようになりました。3月4日は「ミシンの日」。今年はミシンで何を作ろうかなあ…。
ミシンの語源は「machine」。「マシン」が「ミシン」と発音されるようになった。

さすがmachine。複雑な刺繍もサクサク。
日本初のミシンは、幕末にペリーが徳川家定に献上したもので、そのときの通訳者には「マシン」が「ミシン」と聞こえたのでしょうか。今では「ミシン」という言葉がすっかり定着しています。
ミシンに特許が与えられてから200年後の1990年。その翌年の1991年に日本縫製機械工業会によって、3月4日が「ミシンの日」と制定されました。マシンであるところのミシン。この世紀の大発明の技術は色あせることなく、現代にも引き継がれています。
電力を使わない「足踏みミシン」。微妙な調節はやっぱり手動…ではなく“足動”。

アンティークとしての価値も。
確かに今どきのミシンは、あれもできる、これもできると機能が豊富で、もはやミシンの領域をこえて「マシン」のようですが、単純に縫うことだけを求めるのであれば、場所はとりますが、足踏みミシンが使いやすいともいえます。
足踏みミシンは電気を使わないので、発展途上国などでの使用が有効なことが評価され、NGOなどを通じて無償で届けられています。また、100年以上も前の足踏みミシンは、プレミアつきのアンティークとして高額で売買されることもあるようです。
今は電動ミシンが主流ですが、昔なつかしい足踏みミシンが、まだ現役で活躍しているところもあるのですね。
空前の手作りブームで、ミシン大活躍!!

あれもこれも、ハンドメイド!!
ハンドメイドの分野は洋服をはじめ、バッグや袋物、文房具や台所用品、小物やインテリア雑貨、編み物やアクセサリーなど、さまざまです。そして、ハンドメイドに使う布やパーツ類、道具や工具もまた種類がたくさんあります。
布を使う場合はやはりミシンが主流で、特にロック機能やロックカッターつきのミシンが使いやすいようです。また、デニムや皮など、厚めのものを縫うことができるミシンも注目を浴びています。
新入園の時期。通園グッズを作らなければ…。

さあ、ミシンが活躍する季節!!
さらに保育園では、幼稚園よりも手作り品の種類が増え、通園バッグに加え、パジャマ袋、布団や毛布のカバー、おむつ袋、汚れもの入れ袋などが細かく指定されているところもあるようです。最近では、入園グッズをオーダーメイドで作ってくれるショップもあり、裁縫が苦手な方などが利用しているそうです。
専用の裁縫部屋があれば、ミシンを出しっぱなしにしておけますが、ほとんどの場合は、ミシンを出したりしまったりするのが面倒だったり、糸のかけ方が覚えられなかったりで、家にミシンはあるものの、なんとなく遠ざかってしまう例は少なくないと思います。でも、せっかくミシンを持っているのであれば、新生活がはじまるこの時期、何かを作ってみてはいかがですか。