使わなくなった携帯電話や小型家電が、東京五輪のメダルに生まれ変わる!
そこで今日は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで選手たちに贈られる“メダル”にフォーカス。現在、大会組織委員会が中心となって進めている『都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト』について詳しくご紹介しましょう。メダル製作のサポーターとして誰でも参加できますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
リサイクル100%を目指す、国民参加型の一大プロジェクト
使わなくなった携帯電話などを無料で回収
東京大会で選手たちに贈られるメダル数は約5000個。金40kg、銀4.9トン、銅3トンが必要で、携帯電話に換算すると2000万台になるそうです。2016年のリオデジャネイロ大会でもリサイクル金属がメダルに使われましたが、東京大会では再生金属100%のメダルを目指し、2019年春頃まで回収が進められる予定です。
回収対象は28品目、回収方法は3通り
回収ボックスは、東京都庁や各市役所、公共・商業施設、イベント会場など、全国で約7000ヵ所に設置されています。ボックスに投入できるのは、携帯電話やスマートフォン、タブレット、デジタルカメラなどの小型電子機器で、希望すればスタッフが目の前で破砕処理をしてくれますので、データが取り出される心配はありません。
その他、小型家電類などの拠点回収・宅配回収の方法や、参画している自治体・回収品目などの詳しい情報は、下記の「あわせてチェックしたい」の大会プロジェクト専用サイトをご覧ください。
リサイクルへの取り組みをレガシーに
携帯や小型家電には有用な金属資源が
そうしたなか、リサイクル金属を活用するメダルプロジェクトは、環境に配慮したサスティナブル(持続可能)な取り組みの重要性を、国内外に発信する絶好の機会といえるでしょう。
家で眠っている携帯電話や小型家電が、トップアスリートの胸で輝くメダルに生まれ変わる――そんなドリームプロジェクトを通して、小型家電リサイクルの普及・推進につなげ、大会後も社会に定着するレガシーとなれば、これほど素晴らしいことはありません。