美味しく食べて、もっとキレイに健康に! いま話題の「スーパーフード」にフォーカス
人気のスーパーフードのひとつ「チアシード」。ジュースなどに加えて手軽に栄養摂取!
店頭に並ぶとたちまち完売し、品薄状態でなかなか手に入らない商品もあるようです。
これほど大注目・大人気のスーパーフードとは、一体どんな食品で、どこがスゴイのでしょうか。
いま話題のさまざまなスーパーフードと、その健康パワーに迫ってみました。
「スーパーフード」って、どんな食べ物?
その後、スーパーフードと呼ばれる食品は、美容・健康・ダイエットに気遣うハリウッドセレブたちの間でも支持を集め、ここ日本でも数年前からジワジワと人気が広まっています。
スーパーフードは「特定の栄養素や健康成分を豊富に含む、主に植物由来の食品」とされていますが、その明確な選択基準はなく、提唱者によってさまざまな食品が挙げられています。
そうした中、スーパーフード普及のために設立された「社団法人 日本スーパーフード協会」では、以下の点をスーパーフードの定義として提唱しています。
●栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
●一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ(リンク先参照 ※1)
そんなスーパーフードの代表格として、いま大きく注目されているのが、スピルリナ・チアシード・キアヌ・亜麻仁油・エゴマ油など、日本ではあまり馴染みのなかった食品です。
では、これらの食品に含まれる「スーパー」な栄養素と健康成分を見てみましょう。
いま注目されるスーパーフードの健康パワー
熱に弱い「亜麻仁油・エゴマ油」は、そのままサラダなどにかけて
水中で育つ植物でありながら、タンパク質を多く含む藻の一種。アミノ酸・ビタミン・ミネラルや、食物繊維・不飽和脂肪酸など50種類以上の栄養・健康成分も豊富に含まれています。
とくに、βカロテンの含有量はニンジンの20倍・ホウレン草の40倍、鉄分の含有量はニンジンの450倍・ホウレン草の45倍とハイパー級! 緑黄色野菜が不足しがちな人にもおすすめの食品です。
【チアシード】
メキシコ原産のミントの一種・チアの種子。主な成分はコンニャクにも含まれるグルコマンナンという食物繊維で、ダイエットや便秘の改善に効果が期待されています。
水に浸けると約10倍に膨らみ、一粒一粒がジェル状の粒々になるのが特徴。ジュースやスムージー、ジャムなどに加えると、プチプチした独特の食感が楽しめます。
【キアヌ】
南米インカ文明の時代から栽培されていた穀物。玄米と比べてカルシウムは約5倍、タンパク質・鉄分は約2倍、エネルギー代謝を促すビタミンB群も豊富に含まれています。
クセのない淡泊な風味で、白米に混ぜて炊いたり、スープやサラダに加えたり、いろいろなメニューに大活躍。GI値が低いので血糖値の上昇を緩やかにして、低インシュリンダイエットにも役立ちます。
【亜麻仁油・エゴマ油】
アマの種子から採れる亜麻仁油と、シソ科の植物から採れるエゴマ油は、体内で生成できないαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富に含まれています。
αリノレン酸は体内でEPAやDHAに変わり、血液をサラサラにして中性脂肪を低下させたり、脳細胞を活性化する働きがあります。こうしたことから、生活習慣病や認知症の予防をはじめ、アレルギー症状の緩和、美肌や便秘改善効果なども期待できるそうです。
ただし、亜麻仁油・エゴマ油は熱に弱いため、加熱調理は厳禁。サラダやパスタ、ラーメンなどに、そのままかけるのがおすすめです。カロリーが高いので、採り過ぎにも注意してください(毎日大さじ1杯程度が目安)。
また、非常に酸化しやすいため、開封後は冷蔵庫で保存して1ヵ月以内に使い切りましょう。
毎日の食事に取り入れて、長く続けることが大切
とはいっても、難しく考える必要はありません。いつものメニューにかけたり、料理に加えたり「チョイ足し」するつもりでOK。これだったら、気軽に続けられそうですよね。
美味しく食べて、さらなる美しさや健康に役立つスーパーフード。ぜひ皆さんも、日々の食生活に取り入れてみてはいかがですか?
※日本スーパーフード協会HP(リンク先参照)