群を抜く高成長と安定性を示すベトナム。その中心都市・ハノイのビール事情

路上にてブンとビールを堪能!(白い麺はフォーではなく、ブンと呼ばれる米の麺)
さて、日本よりももっと蒸し暑い東南アジア・ベトナムでは、どんなふうに暑さをしのいでいるのでしょう? そこで、成長著しいベトナム・ハノイのビール事情をすこしのぞいてみました。
コーヒー文化が盛んなベトナム
加えて都市部では近年の経済発展を背景にして、多くの人々が都市に集まり、ビルや住宅が密集して、蒸し暑さが倍増しています。
ベトナムはコーヒー文化がさかんで、観光地でなくとも街にはカフェがどこにでもあります。
近年は、ガイドブックで「しっとりした街」などと書かれているハノイでも、近年の喧騒ぶりでは、カフェで休み休みでないと、とても街歩きはできません。
夏は濃いコーヒーに氷を入れてのみます。底にはスキムミルクが入っていて、甘さが街歩きの疲れを癒やしてくれます。
コーヒーから一転、夕方からはビール
インドシナ半島東側の細長いS字型の国・ベトナムは、山岳地帯、美しい海岸線、メコンデルタなど、様々な景色を楽しめる魅力ある国です。
それだけに観光ポイントも多いのですが、北から南どの都市でも「ビア・ホイ」と呼ばれるビア・レストランがあり、そうした食堂ではみんなビールを飲みながら、夕涼みをしています。
ビールそのものは、近代になってヨーロッパから製造法が伝わったといわれていますが、ベトナムのビールは、アルコール分も少なめで、軽くて、さわやかな風味。
何より驚きは、ビア・ホイでは生ビール1杯を頼むと、約20~25円(4,000~5,000ドン)と非常に安価!
瓶ビールもありますが、こちらのほうが高いようです。
とはいえ、税金が料金に多く含まれる日本のビールからすると、断然安いことは確か。ビール好きには、なんともうらやましい限りです。
氷を入れて飲むビール
おつまみで珍しいのは、厚揚げ。
日本で食べるものとほとんど同じですが、ベトナムでは塩とライムと、ミントの葉と一緒に食べます。これがまたおいしい!
ベトナムの人たちも大きな声で、談論風発。ビールには氷を入れて飲むのがこちらふうのようです。昼から飲んでいるおじさんたちもたくんさいます。
ビールがおいしいからといって、すぐに行けるわけでもありませんが、直行便も増えてベトナムも近くなってきました。もしベトナムに行く機会があったら、ビア・ホイに挑戦してみてください!