芸術の秋。音楽に耳を傾けて映画観賞してみませんか?

誰でも聞き覚えのあるあのテーマ曲や、あの監督の陰にこの作曲家ありの名コンビ、サントラ盤などなど音楽と映画は切っても切れない関係にあります。
この人抜きには語れません。巨匠・ジョン・ウィリアムズ
パッと口ずさめる、心に残るオープニングテーマ曲はありますか。「スター・ウォーズ」、「未知との遭遇」、「スーパーマン」、「ジョーズ」、「レイダース」等、どれもスケールの大きいファンファーレのような心踊るテーマ曲ですね。これらの曲を真っ先に思い出す方、多いと思います。実はこれらのテーマ曲は全て同じ作曲家、ジョン・ウィリアムズの手によるもの。ハリウッド映画音楽の父、とも呼べるのではないでしょうか。上記以外にも数々の名作の音楽を手掛けています。
御年83歳。まだまだ現役で精力的に創作活動を続けているそう。今年公開の「スター・ウォーズ エピソード7」の音楽も彼が担当しています。
アカデミー賞も通算5回受賞(作曲賞4回・編曲賞1回)しています。ノミネートにいたってはなんと47回!現役の映画人の中では最多だそうです。その他エミー賞2回・グラミー賞18回・ゴールデングローブ賞4回の輝かしい受賞歴。
又、彼は1984年ロサンゼルス・1996年アトランタ・2002年ソルトレイクシティ、計3回のアメリカ開催のオリンピックに楽曲を提供しています。アメリカ国民的行事の音楽には必ず彼の名が出てくると言っても過言ではありませんね。出鼻を挫かれ続けている2020年の東京オリンピックのテーマ曲や開会式の音楽等は誰の担当になるのでしょうか。すんなり決まることを願いたいですね。
ちなみにジョン・ウィリアムズの息子さんの一人はTOTOのヴォーカリスト、ジョセフ・ウィリアムズ。まさに現代のアメリカを代表する音楽一家です。
この監督の陰にこの作曲家あり。映画の世界観を作り上げる名コンビ
この映画監督といえば…とイメージした時、一緒に音楽も頭の中に響く時も。音楽が映画全体の中で重要なファクターである事は間違いないようです。それだけに自分の映画の世界観を一緒に体現してくれる、信頼できる作曲家を指名するのは当然の事かもしれませんね。
パッと浮かぶのがやはりスティーブン・スピルバーグ監督とジョン・ウィリアムズ、北野武監督と久石譲。黒澤明監督と早坂文雄…必ず毎回このコンビと言う訳ではありませんが、音楽にこだわる監督達が大勢いるのも納得です。
サントラ盤が楽しみな、ポップソング多用監督と言えば?
ヨーロッパ映画も印象的な音楽がたくさんありますね
又、名作「ひまわり」(アメリカ人作曲家ヘンリー・マンシーニ、「ティファニーで朝食を」のムーンリバーも素敵な曲ですね)「シェルブールの雨傘」(ミシェル・ルグラン)のテーマ曲も聞くだけで映画の中に引き込まれてしまう旋律です。
一口に映画音楽といってもテーマ曲、オープニング曲、又映画から生まれたヒットソングなどなど。色んな視点から秋の夜長を楽しむ映画を選んでみてくださいね。好きなサントラを聞きながら読書、なんていうのも良いかもしれませんね。