東北の一本桜に逢いに行こう!これから楽しめる桜名所【桜特集2024】
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三春滝桜(福島県田村郡)/日本三大桜の迫力!滝の水が重なり落ちるように咲くベニシダレ
桜の木としては初めて国の天然記念物に登録され、根尾谷淡墨桜(岐阜県)・山高神代桜(山梨県)とともに「日本三大桜」のひとつに数えられています。シーズンには薄紅色の花が咲き誇り、まるで滝の水が重なり落ちるように見えることからこの名が付いたともいわれています。
例年開花の時期に合わせて売店の出店や夜桜のライトアップも実施され、その迫力ある美しさを一目見ようと多くの人が訪れます。三春町内には約1万本の桜の木があり、樹齢100年を超えるシダレザクラは70本あるそうです。マップ片手に町の桜の名所を歩いて回るのも楽しいのではないでしょうか。
三春滝桜(みはるたきざくら)
■所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296 ※アクセスはこちら
■問い合わせ:0247-62-3690
※詳細は公式サイトをご参照ください
福島県のお花見スポット
小岩井農場の一本桜(岩手県岩手郡)/大自然を味わう!かつて木陰に牛たちを憩わせたエドヒガン
一本桜があるこの草地は、現在は農場の牛などの餌になる牧草を収穫する畑ですが、昔は牛の放牧地だったそうです。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」として、明治40年代 (約100年前)に植えられたものといわれています。
かつて宮沢賢治が地上の理想郷として愛し何度も訪れたというこの地は、現実と異空間を行き来するような不思議な美しさに満ちています。農場では搾り立ての牛乳で作られたソフトクリームや小岩井牛など、桜とともに岩手の豊かな自然を味わうのもおすすめです。
小岩井農場の一本桜
■所在地:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1 ※アクセスはこちら
■問い合わせ:019-692-4321
※詳細は公式サイトをご参照ください
岩手県のお花見スポット
伊佐沢の久保ザクラ(山形県長井市)/古木に残る悲恋伝説!国指定天然記念物のエドヒガン
推定樹齢約1200年。江戸時代には枝の広がりが四反にもなることから「四反桜(よんたんざくら)」と呼ばれていました。また、坂上田村麻呂とお玉(地元の豪族久保氏の娘)との悲恋伝説に因んで「お玉桜」とも呼ばれています。恋慕のあまり病死したお玉さんを偲んで、田村麻呂がこの桜を植えたというのです。大正13年には国の天然記念物に指定されています。
桜の開花期間中に開催される「さくらまつり」では、地元のお菓子や特産品などの売店や屋台が設置されるほか、花咲け爺さんに扮した地元ガイドさんの無料の案内も行われてにぎわいます。
伊佐沢(いさざわ)の久保ザクラ
■所在地:山形県長井市上伊佐沢2027 ※アクセスはこちら
■問い合わせ:0238-88-5279
※詳細は公式サイトをご参照ください
山形県のお花見スポット
鹽竈神社の鹽竈桜(宮城県塩竈市)/淡紅色の大輪が咲く!いにしえから歌に詠まれた八重桜
「鹽竈桜(しおがまざくら)」は、桜のなかでも古くから和歌に詠まれ、江戸時代の小説や戯曲に登場するほど知名度の高い桜でした。淡紅色の花弁が何十枚も重なる大輪の花!
鹽竈神社では国の天然記念物に指定されている鹽竈桜27本をはじめ、ソメイヨシノや八重咲きのシダレザクラなど約300本が奥州一の宮の境内を彩ります。鹽竈桜は例年、境内の桜のなかでもっとも遅い4月中旬~下旬頃に見頃を迎えます。ソメイヨシノには間に合わなかったという方も、ぜひお花見を計画してみてはいかがでしょうか。
鹽竈(しおがま)神社の鹽竈桜
■所在地:宮城県塩竈市一森山1-1 ※アクセスはこちら
■問い合わせ:022-367-1611
※詳細は公式サイトをご参照ください
宮城県のお花見スポット
夜間のお花見には防寒対策もどうぞお忘れなく! 今年もすてきな桜との出逢いがありますように。
『tenki.jp 桜開花・満開情報』で、お近くの桜もぜひチェックしてみてくださいね。
<注意事項>
桜まつりやライトアップなどのイベントは変更・中止される場合があります。お出かけの際は、事前に公式サイト等で必ず最新の情報をご確認ください。