宮城県石巻市の震災遺構・大川小学校で、去年12月、校舎の外壁のタイルが一部、落下しました。原因は経年劣化とみられ、近く補修工事が始まります。
津波で児童74人と教職員10人が犠牲となった石巻市の震災遺構・大川小学校です。去年12月19日、外壁のタイルが幅3.5メートル、高さ1.6メートルにわたって落下しているのが見つかりました。原因は経年劣化とみられています。
これ以上の落下を防ぐため、タイルと外壁の隙間を接着剤で固定する工事が1月20日ごろまで行われる予定です。石巻市は落下した箇所の修復についても今後、検討することにしています。
石巻市震災伝承推進室 鈴木良彦室長
「2次的な被害が起きないように、この部分を早急に対応して保存をしていきたいと思っています」
工事期間中も校舎の見学はできるということです。