(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分
◆フロストフラワー
今月4日に阿寒湖の湖面に“フロストフラワー”が現れました。
湖の水蒸気が冷やされた結晶が花のように織りなした真冬の自然芸術です。
気温がー15℃以下で、雪が積もっていないこと、風がなく穏やかな朝に出現します。
道内の中でも、阿寒湖は観測されやすく、条件がそろえば3月まで見ることができます。
ただ、氷が薄い所があるため、
観測に出かける方は、地元のガイドさんなどにご相談下さい。
◆きょう7日(火)の気温
前日より低い所が多くなりましたが、
それでも、太平洋側は5℃以上の所が多くなりました。
えりも岬は6.7℃、新ひだか町は6.6℃まで上がりました。
札幌も、プラス気温が続き、路面の雪解けが進みました。
◆予想降雪量(~あす朝)
きょう日中は、道東で30センチ以上の大雪となりましたが、
今夜からは風向きが変わり、雪のエリアが変わりそうです。
石狩北部から空知地方や、後志から道南にかけて、最大10センチです。
札幌市内は、ほとんど積雪が増えませんが、
路面がアイスバーンですので、スリップや転倒事故に気を付けて下さい。
◆あす8日(水)の天気
冬型の気圧配置で、日本海側は雪が降るでしょう。
沿岸部は風が強く、ふぶきそうです。
特に、留萌地方は、猛吹雪に警戒レベルです。
札幌市内は、西風のため、ほとんど降らない見込みです。
道東は、晴れ間が戻りますが、急に積雪が増えた所がありますので、
なだれや、屋根からの落雪に気を付けて下さい。
◆あす8日(水)の気温
前日に比べると3~7℃低い所が多く、
最高気温でも0℃未満の真冬日の所が多くなりそうです。
冷たい風も吹き、体感温度も下がるでしょう。
外出は、防寒をしっかりとして体を冷やさないようにして下さい。
◆全道の週間予報 8日(水)~14日(火)
9日(木)は、全道的に寒さが厳しく、最低気温は札幌でー9℃、旭川や北見でー18℃です。
道北は大雪となりそうです。
3連休は、寒気が抜けるため、全道的に寒さが緩み、日中はプラス気温の所が多いでしょう。
成人式などは、悪天の心配はありませんが、足元は悪くなりそうです。
スキー場など山の斜面は、なだれなどにご注意下さい。