気象庁が、岐阜と長野の県境にある焼岳(やけだけ)について、火口周辺警報を発表しました。
4日午前9時20分、焼岳の噴火警戒レベルが、“活火山であることに留意”の「レベル1」から“火口周辺規制”の「レベル2」に引き上げられました。
気象庁は、「焼岳では、山頂直下が震源とみられる火山性地震が増加しています。今後、想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありますので警戒してください」としている。
想定火口域から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要だという。
気象庁は、「地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください」と呼びかけている