能登半島地震から1年がたち、被害を乗り越え、冬の恒例行事が続々行われています。
奥能登の原木シイタケ「のと115」のうち、厳しい条件をクリアしたものだけが認定される高級シイタケ「のとてまり」。
金沢市中央卸売市場では9日朝、初競りが行われ、過去最高の1箱35万円の値がつきました。
仲買人・浅市佳男さんは「(被災した生産者の思いを)今後も風化させないように伝えていきたいという思いがあって、今回購入してほしいという依頼があった」と話しました。
一方、来週末には大学共通テストが始まり、受験シーズンが本格化する中、1月7日、のと鉄道が、地震で被害に遭った受験生などに「合格応援グッズ」を配布しました。
乳酸菌ドリンクや体調管理に役立つ情報が書かれた小冊子などが入ったもので、能登半島地震で線路や駅舎に大きな被害があったため、2年ぶりに実施されました。
高校生は「これもらったので、これで免疫つけようかなと思いました」、「今勉強大事な時期なので、こうやっていろいろもらえるのはありがたい」と話しました。
のと鉄道では、3月12日まで列車内に受験生への応援メッセージも掲載しています。