ゴルフで全部パーになるケースとは?初心者が平均スコアに近づくためのコツも紹介
今回はゴルフで全部パーになった事例や、スコアの数え方などを含めたゴルフの基礎知識、初心者が平均スコアに近づくためのコツを解説します。
ゴルフで全部パーになるケースはある? プロの事例も紹介
ゴルフを72打以下で回ることをパープレーと呼びます。アマチュアにとっては高いハードルですが、プロにとってはそれほど難しいことではありません。ただ、いくらプロにとってパープレーが難しくないといっても、全ホールでパーを出し続けることは、難しいことのように思えます。
■日本で全部パーになったプロの事例
知名度の高い選手でいえば、石川遼選手は全部パーを記録したことがある選手です。2011年に三好カントリー倶楽部で行われたコカ・コーラ東海クラシックの3日目において、全部パーで18ホールを終えています。
また、2008年にはフェニックスカントリークラブで行われたダンロップフェニックストーナメントの3日目に、丸山茂樹選手が全部パーを記録しました。丸山選手本人も驚きのコメントを残しており、プロでもなかなか出せない記録であることがわかります。
ゴルフスコアの基礎知識
■ゴルフのスコアの数え方
ゴルフは自分が打った打数がスコアになります。初心者がプレー中にスコアを忘れないようにするためには、各ホールで声に出してスコアを数えておくとよいでしょう。ペナルティがあった場合は、スコアにペナルティを加えた数がスコアです。ただしスコア表にはそのまま数字を書くのではなく「-4」「E」「+1」のような書き方をします。
ゴルフの規定打数でホールアウトすることをパーといいますが、他のスコアにも名称があります。
【トリプルイーグル(コンドル)】
スコアが-4、パー5の場合の打数が1
【ダブルイーグル(アルバトロス)】
スコアが-3、パー4の場合の打数が1/パー5の場合の打数が2
【イーグル】
スコアが-2、パー3の場合の打数が1/パー4の場合の打数が2/パー5の場合の打数が3
【バーディー】
スコアが-1、パー3の場合の打数が2/パー4の場合の打数が3/パー5の場合の打数が4
【パー】
スコアがE、パー3の場合の打数が3/パー4の場合の打数が4/パー5の場合の打数が5
【ボギー】
スコアが+1、パー3の場合の打数が4/パー4の場合の打数が5/パー5の場合の打数が6
【ダブルボギー(ハザード)】
スコアが+2、パー3の場合の打数が5/パー4の場合の打数が6/パー5の場合の打数が7
【トリプルボギー(グラウス)】
スコアが+3、パー3の場合の打数が6/パー4の場合の打数が7/パー5の場合の打数が8
【クワドラルボギー(ターキー)】
スコアが+4、パー3の場合の打数が7/パー4の場合の打数が8/パー5の場合の打数が9
【クインテュープルボギー】
スコアが+5、パー3の場合の打数が8/パー4の場合の打数が9/パー5の場合の打数が10
最初からスコアの付け方や名称を覚えるのは大変かもしれません。まずはスコアを数えることに慣れて、その後スコアの付け方や名称を覚えていきましょう。
■ホール数
世界にはわずかながら例外もありますが、ほとんどのゴルフコースは18ホールあります。1〜9番ホールをアウトコース、10〜18番ホールをインコースと呼ぶのが一般的です。
一説にはウィスキー1本でショットが18杯飲めることから、それにちなんで18ホールにしたといわれています。イギリスの名門ゴルフ場、セント・アンドリュースが1764年に22ホールから18ホールにしたことが評判になり、世界的に18ホールが定番となったようです。
■ペナルティ
ペナルティは罰打とも呼ばれます。ゴルフに詳しくない人でも知っている人が多いペナルティがOBです。決められた場所よりも外にボールが出てしまった場合、OBとなり、1ペナルティになります。
OB以外にも二度打ちや、ペナルティエリアに入ってしまった場合の救済、バンカー内のボールを打つときに砂に触れてしまうのもペナルティの対象です。
初心者が平均スコアに近づくためのコツ
■飛距離を出すことを意識しない
ゴルフ=思いっきり飛ばすというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、飛距離を出すことを意識しすぎると、余計な力が入ってスイングが乱れます。まずは正確に飛ばすことをイメージして意識するようにしましょう。
■7番アイアンとピッチングウェッジを使いこなす
初心者が基礎を身につけるのに最適なクラブは、重さ・長さ・ロフト角が中間値の7番アイアンと、スライスしづらいピッチングウェッジといわれています。クラブは最大14本持ち込めますが、使い分けを理解するのは難しいです。7番アイアンとピッチングウェッジをメインで使い、あとは同伴者にアドバイスをもらいながらプレーしてみましょう。
■パット練習
打ちっぱなしでドライバーやアイアンの練習をしている人でも、忘れがちなのがパット練習です。いくらドライバーやアイアンでうまくグリーンオンしても、パッティングができなければ打数がかさんでしまいます。打ちっぱなしのパターマットを使って、パット練習をしておきましょう。
初心者はまず平均スコアを上回れるように練習しよう
打ちっぱなしでの練習も大切ですが、ラウンドを重ねることも上達への近道です。ゴルフは自然との戦いですから、ラウンド当日は天気をチェックしておきましょう。tenki.jpなら全国のゴルフ場の天気が一目でわかるので、ぜひ活用してみてください。