ゴルフは風の影響大!注意すべきことや対策を徹底解説
そこで、今回はゴルフと風の関係について解説します。風の強い日に気をつけたいことや、ゴルフ当日の風をチェックする方法・ポイントなどを紹介しますので、ラウンドに出る前にしっかり把握しておきましょう。
ゴルフのプレーに風はどのくらい影響するか
ライフ・エキスパートが編集した「ゴルフは科学で上手くなる」という本によると、風速5mの状態でヘッドスピード秒速40mでドライバーを打ったとき、アゲインストの場合は17ヤード飛距離が短くなり、フォローの場合は12ヤード長くなると解説されています。
地域差や季節差はあるものの、札幌・東京・大阪・福岡などの主要都市の年間を通しての平均風速は2~3m程度です。ただし、瞬間風速は平均風速の1.5~3倍程度に達することがあります。また沿岸部では風速5mというのはそれほど珍しくなく、「ちょっと風が強いな」と感じる程度の風です。
ゴルフ場は周りに高い建物がないため、風が吹き荒れることは珍しくありません。ゴルフを予定していた日の風が強いというのはよくあることですので、風の強い日にどんなことを気をつければいいのか、またどんな対策をする必要があるのか理解しておくことは非常に大切です。
風の強い日のゴルフで注意すべきことや対策
■力まない
アゲインストで強い風が吹いている場合、なんとかして飛距離を出そうと力んでしまうことがあります。しかし、力んだところで飛距離が出るわけではありません。逆にフォームが崩れてスコアが落ちてしまうので、いつも以上にリラックスを心がけましょう。
■目標スコアは高めに設定しておく
風が強い日のゴルフに慣れていて風を読めたとしても、思うようなスコアが出ないことがほとんどです。ラウンドのたびに目標スコアを設定している方も多いでしょうが、風が強い日はいつもより目標スコアを高めに設定しておきましょう。
■1クラブアゲインスト・2クラブフォローを覚えておく
風に合わせたクラブ選択をするのも風が強い日には必要な対策です。1クラブアゲインストは、追い風の時に通常使うクラブよりも1番手上げたクラブを使うという意味になります。2クラブフォローは、向かい風の時に通常使うクラブよりも2番手下げたクラブを使うという意味です。クラブによっては風に強いクラブもありますし、風速によってクラブ選びが変わるため、感覚で覚える必要がありますが、周りの人にアドバイスをもらいながらクラブ選びができることを目指しましょう。
■ドライバー以外では低めに打つ
アゲインストの場合、飛距離を出すために高く打とうとする人がいます。しかし高く打ってしまうと風の影響をもろに受けてしまうので、ドライバー以外では低めに打つのが風の影響を極力避ける方法の一つです。ドライバーで低い打球を打つには技術が必要になりますので、ドライバーだけは通常通りに打ちましょう。またかなり風が強いアゲインストなら、ティーショットで3番ウッドを使うのも一つの方法です。
■防風効果のある服を用意しておく
風の強い日のゴルフはスコアや飛距離に影響が出るだけではありません。風が強いと体感温度が低く感じられるため、同じ季節で無風の時よりも寒く感じてしまいます。風によって体温が奪われると体が思うように動かなかったり、怪我をしてしまう原因になったりしてしまいますので、防風効果のあるアウターやパンツなどを用意しておきましょう。
ゴルフ当日の風をチェックする方法やポイント
■木を見て風を読む
ティーショットで風を読むときは、周囲の木を見てみましょう。葉っぱの動く方向で風向きがわかります。葉っぱが軽く揺れている程度なら風速は秒速1.6〜3.4m、葉や小枝が常に動いている場合は秒速3.4~5.5m程度です。
またラフの芝をちぎって頭上で散らしたり、ピンフラッグの旗が揺れている方向と揺れ方を見たりしても風を読めます。
■現在の風速や風向きをネットで調べる
上記の方法で風速や風向きを判断するのは難しいという場合、おすすめなのがtenki.jpが公開している全国のゴルフ場の天気予報です。ゴルフ場ごとにピンポイントで天気を公開しており、1時間天気や3時間天気では細かい風速や風向きが一目でわかります。アゲインストかフォローかもすぐにわかりますし、どの番手のクラブを使えばいいかも判断しやすいでしょう。
風を味方につけてゴルフを楽しもう
また、当日の風をチェックすることも大切です。全国のゴルフ場の天気予報が見られるtenki.jpなら、行く予定のゴルフ場の風速や風向きがすぐにわかります。ゴルフをプレーするときにはぜひ活用しましょう。