春にバイクに乗るときの服装は?選び方とバイクに乗るときの注意点も解説
そこで今回は、春にバイクに乗るときの注意点や、服装選びのポイントをまとめました。
なお、ツーリング先の自治体や施設によっては、新型コロナウイルスの影響により、外出自粛を呼びかけているところもあります。お出かけの際は、あらかじめ自治体や各施設の公式ホームページで最新の情報を確認すると共に、外出先では手洗いや咳エチケット等の感染対策、3密回避などを心がけましょう。
春にバイクに乗る際の注意点
特にバイクに乗っていると、風を切って走るぶん、普通に立ったり歩いたりしているときより冷えを体感しやすくなるので、昼と朝晩の寒暖差には十分注意する必要があります。
また、春はスギ、ヒノキ等の花粉が飛散しやすい時期でもあります。花粉症の方は、花粉を体内に取り込んでしまうとアレルギー症状によって目のかゆみや鼻水、くしゃみなどの諸症状が現れ始め、バイクの運転に支障を来す原因となります。
花粉症の薬を服用すれば、ある程度症状を抑えることは可能ですが、薬の種類によっては眠気を誘発することもありますので、花粉症の薬を服用した後にバイクに乗るときは、いつも以上に運転に配慮することが大切です。少しでも眠気を感じたら、こまめに休憩を取り、眠気がなくなってからツーリングを再開するようにしましょう。
春にバイクに乗る際の服装選びのポイント
■1.体温調節しやすい服を選ぶ
前述の通り、春は日中と朝晩の寒暖差が大きくなりやすいので、朝晩と昼のどちらかに合わせて服装を選ぶと、暑さや寒さに悩まされる可能性があります。そのため、春にバイクに乗る場合は、気温に合わせて体温調節しやすい服を選ぶのがポイントです。
おすすめは、春~秋にかけて活用できる3シーズンジャケットです。表面がメッシュ素材で作られているので、通気性が良く、気温が上がりやすい日中の暑さや蒸れを防いでくれます。一方で、内部には着脱可能なインナージャケットがついているので、一般的なメッシュジャケットよりも保温性が高く、朝晩の冷え込み対策に役立ちます。バイク用の3シーズンジャケットは適度な通気性を確保でき、耐風性にも長けているので、春のツーリングにうってつけのアウターといえるでしょう。
■2.透湿性の高い服を選ぶ
透湿性とは、水蒸気を内から外へ排出する性能のことで、透湿性が高いほど内側が蒸れるのを防ぐ効果が期待できます。バイクに乗っている最中は風を受けるので涼しいように思われますが、運転中は意外と汗をかきやすく、知らない間に服の内部が蒸れてしまうことがあります。
内部の蒸れを放置していると、体がベタついて不快な思いをするほか、日が落ちて気温が下がってくると汗冷えの原因になりますので、透湿性の高いインナーやアウターを選ぶのがおすすめです。アウターなら、脇や背中に換気のためのファスナーがついたベンチレーション機能付きのジャケットを使用すると、蒸れ予防になります。
春にバイクに乗る際のおすすめグッズ
■1.ミラーシールド
ミラーシールドとは、ヘルメットのシールドにミラー塗装がされたものです。クリアシールドに比べて陽光を通しにくいので、まぶしさや紫外線を防止する効果が期待できます。春は冬に比べて日差しが強くなりやすいので、ミラーシールドを常備しておくと便利です。
■2.フェイスマスク
口から首元まで覆ってくれるフェイスマスクを着用すると、朝晩の冷え対策になるうえ、花粉症対策にも役立ちます。通常のマスクやネックウォーマーに比べると、顔まわりとの密着性が高いので、ツーリング時に強い風を受けてもずれたり外れたりするリスクを低減できます。
■3. 3シーズングローブ
ジャケットと同じく、グローブも春~秋まで活用できる3シーズンタイプのものを選ぶのがおすすめです。手は、寒さでかじかんでいると動かしにくくなりますし、逆に汗で蒸れるとグリップをつかみづらくなりますので、通気性や耐風性の高い3シーズングローブを着用して、常にサラサラの状態をキープできるようにしましょう。