九州 降り始めからの雨量1000ミリ超も 土砂災害に厳重警戒
九州 太平洋側中心に記録的大雨
特に宮崎県では、台風6号が日本のはるか南海上に離れていた7月末から雨が降り続いていました。7月30日からきょう10日午前8時までの積算雨量は、宮崎県美郷町南郷で1067.0mm、日之影町で920.0mmに達し、いずれも平年の年間降水量の3割程度にも相当する大雨となりました。
少しの雨でも土砂災害の恐れ
台風6号は、九州の北に離れつつありますが、その台風へ向かって流れ込む湿った空気の影響で、九州は大気の不安定な状態が続きます。局地的に活発な雨雲が発生し、雷を伴った強い雨が降る所もあるでしょう。
九州は今夜にかけて、引き続き土砂災害に厳重に警戒して下さい。低い土地の浸水や河川の増水、発達した積乱雲に伴う落雷や突風にも、十分ご注意下さい。
強風やうねりを伴った高波に注意
台風6号は、九州から遠ざかりつつありますが、九州は、まだ北部を中心に風速15m/s以上の強風域に入っており、南よりの風が強く吹いています。沿岸海上は、うねりを伴って波が高く、広い範囲でしけるでしょう。
九州は引き続き、強風・高波にご注意下さい。