今週は青森や秋田で記録的な暑さとなる可能性 三連休は別の台風が北上か?
7日(月) あちらこちらで激しい雷雨に 竜巻などの激しい突風やひょうにも注意
このあと、夜遅くにかけては大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。特に、秋田県や岩手県、山形県などで発達した雨雲がかかりやすく、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所がありそうです。また、雨雲が予想以上に発達した場合や同じような場所で雨の降り方が強まった場合は警報級の大雨となる恐れもあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するとともに、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意して下さい。
青森や秋田を中心に猛烈な暑さ 12日(土)以降は台風の動向に注意
気温は平年並みか高く、東北北部では平年を大きく上回る日が多くなるでしょう。特に青森や秋田では、フェーン現象などの影響で今までにあまり経験したことがないような猛烈な暑さとなる予想です。10日(木)の最高気温は青森で37℃と、1882年の統計開始以来1位の暑さとなる可能性があります。(これまでの1位は1994年8月12日に観測した36.7℃です。)秋田でも7日(月)、今年初の35℃以上の猛暑日となりました。今後、12日(土)にかけて35℃以上の猛暑日が続く予想です。また、夜も気温があまり下がらず、連日の熱帯夜となるでしょう。これまでの暑さで疲労がたまってきているかと思いますが、今週は今まで以上に危険な暑さとなりそうです。
熱中症の応急処置のポイントは?
まずは声をかけ、意識があることを確認します。意識がない場合には、すぐに救急車を呼びましょう。救急車が到着するまでの間に応急処置を始めてください。呼びかけへの反応が悪い場合は、無理に水を飲ませてはいけません。
①クーラーが効いた室内や車内など涼しい場所に移動しましょう。屋外で近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
②衣服をゆるめて、体の熱を放出してください。太い血管が流れている両側の首筋、わき、足の付け根などを冷やすと良いでしょう。冷やすときは氷枕や保冷材などがあればそれらを使って、なければ皮膚に水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。
③水分と塩分を補給しましょう。できれば水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクなどを飲ませると良いでしょう。おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめてください。