今日13日~15日 「花粉」に加えて九州~関東で「黄砂」飛来も 症状の悪化に注意
花粉シーズン終盤もまだ飛散 対策を
花粉の飛散量は、13日(日)は九州や東北で「多い」、中国地方、四国、近畿、東海は「やや多い」予想です。油断せずにマスクなどで対策をなさってください。雨が長い時間、降る関東は「少ない」見込みで、花粉症の方はホッとできそうです。
14日(月)以降は九州や中国地方は「やや多い」レベルの日が多いでしょう。四国や関東、東北は「多い」飛散量の日が多くなりそうです。近畿は「非常に多い」、東海は「極めて多い」日がある見込みです。まだ万全な花粉対策が必要です。
黄砂も日本列島に飛来へ
13日(日)の昼頃から九州や中国地方に、14日(月)は九州から関東に、15日(火)の午前中は近畿から関東と東北太平洋側の一部に黄砂が飛来する見込みです。また、沖縄ではスギやヒノキ花粉の飛散はないものの、13日(日)昼頃から15日(火)の午前中にかけて黄砂が飛来するでしょう。
黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。また、環境省によりますと、黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂が予想される地域は、ご注意ください。
黄砂の健康への影響を予防するには
① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。