太平洋側は空気乾燥と寒さ続く 19日は都心で最高気温がひと桁 日本海側は積雪急増
19日(木) 東京都心や大阪で最高気温がひと桁 真冬のような寒さ
特に、19日(木)は真冬のような寒さで、東京都心や大阪の最高気温は9度と、ひと桁の予想です。日差しがあっても、北よりの風が強めに吹いて、数字よりも寒く感じられるでしょう。マフラーや手袋、カイロなどを使って、最大限の寒さ対策を行ってください。
空気がカラカラに乾いた状態も続きます。
今日16日(月)も、午後4時までの最小湿度が北海道釧路地方の弟子屈町や山梨県韮崎市で24%など、20%台まで下がっている所があります。東京都心は35%まで下がり、10日連続で「乾燥注意報」が発表されています。
太平洋側では21日(土)に冷たい雨の降る所がありますが一時的で、空気の乾燥を和らげるほどの雨ではなさそうです。火の取り扱いだけでなく、インフルエンザや風邪などの感染症にも、ご注意ください。
日本海側は積雪量が増加 太平洋側でも雪が降る所も
日本海では風と風のぶつかり合って、「日本海寒気団収束帯(JPCZ)※」が発生しやすくなります。発達した雪雲が次々に流れ込んで、北陸や東海の標高の高い所を中心に降雪が強まるでしょう。積雪の量が急増する所がありますので、交通への影響や雪崩、屋根からの落雪などにご注意ください。
また、西回りで強い寒気が流れ込むため、四国など西日本の太平洋側でも雪雲のかかる所があるでしょう。雪に慣れていない地域でも、雪が降ることになります。車は冬仕様のことはもちろんのこと、時間に余裕を持って行動しましょう。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。
雪道の運転 注意するポイント
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動しましょう。
雪のピークが過ぎていないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりするため、慎重な行動を心がけてください。
年末にかけても寒さが続く 防寒は万全に
最低気温、最高気温ともに平年並みの日が多く、年末にかけても寒さが続きます。クリスマスや年末年始の準備で、出かける機会も増えるかと思いますが、防寒はしっかりと行って、体調管理には十分ご注意ください。