3日立春~今季最強最長の寒波襲来 北陸 大雪リスク急激に高まる 影響長期化
北陸目線でも大雪目安となる強烈寒気 各層で揃う
JPCZが日本海から北陸地方を指向する影響で、等温線は北西方向に凸となっています。西日本方面と比較して、北陸で予想される寒気レベルは相対的にやや高い予想ですが、それでも、北陸目線で大雪目安の寒気が予想されています。4日頃からはこれらの強烈な寒気の影響で、平地でも雪が降りやすいでしょう。十分に強い寒気とJPCZの強い降水強度により局地的な大雪に警戒が必要です。
冬将軍居座る 平地でも積雪増 影響は長期化か
4日以降は、次第に平地でも雪に変わり、10日頃にかけて平地でも降るものは雪が主体となるでしょう。「強い寒気必ずしも大雪にはならず」という側面もあり、降雪量の多寡は寒気レベル以上に風の条件に左右されますが、低温の長期化で降った雪は解けにくく、平地でも除雪された雪が路肩に積みあがる所がありそうです。路面の乾燥はあまり望めず、日中でも路面の凍結が続き、交通渋滞になる所もありそうです。
自動車の利用可否は、常に最新の気象情報を確認して、慎重な判断をお願いします。万一、立往生の先頭車両になってしまうと、その影響は、ご自身や後続の一般車両のみにとどまらず、除雪車や緊急車両の通行の妨げにもなってしまいます。結果的に大きな負の連鎖につながってしまうことがありますので十分注意して下さい。
気象台の1か月予報 季節は暦通りに進まない
1月30日に気象庁から発表された最新の1か月予報によると、
①平均気温は、期間の前半を中心にかなり低く、向こう1か月でも平年並か低い予想に変わってきました。
②また、低気圧の影響や冬型の気圧配置が強まる時期があるため、向こう1か月の降水量や降雪量は平年並か多く、日照時間は平年並か少ない予想となり、こちらも1週間前の1月23日に発表された予報から大きく変わってきました。
今週末の2月1日と2日の北陸地方は、冬型は一旦緩み、一時的に晴れ間の広がる所もありそうです。まずは、立春以降の強烈寒波を中心とした低温や大雪への対応を万全にするようにお願いします。