北陸 17日からまた長期寒波 山間部を中心に大雪に警戒 交通障害のおそれも
今月2回目の長期寒波 影響長期化のおそれ
今回の寒気のピークは2回あり、1回目は18日(火)~19日(水)、2回目は23日(日)頃となりりそうです。いずれも北陸地方に大雪をもたらす目安となる上空5500メートル付近でマイナス36度以下の非常に強い寒気となりそうです。山間部を中心に短時間に強い雪のおそれがあり、除雪が間に合わず、車両スタック等、交通障害の発生するおそれがあります。
また、今回は上空1500メートル以下の地表に近い所の寒気は前回よりも強いという特徴があります。このため、降った雪は解けにくく、なだれや屋根からの落雪などのリスクも高まるでしょう。気温の低い状態も続くため、路面凍結や水道管の凍結にも注意が必要です。
警報級の大雪のおそれ
このため、北陸地方は山沿いや山間部を中心に大雪となり、平地でも大雪となる所があるでしょう。18日(火)~19日(水)は警報級の大雪となるおそれがあります。大雪による交通障害に注意・警戒してください。また、北西の風が強まり、沿岸部を中心に雪を伴った強風に注意して下さい。新潟県の佐渡では警報級の暴風となる可能性があります。また、高波にも注意・警戒が必要です。
予想降雪量 山間部を中心に大雪
今回は山雪型が長いのが特徴 ただ、平地も油断禁物
また、福井県の嶺南地方では前回は西寄りの風の時間が長く、小浜など比較的降雪量の少ない所がありましたが、今回は北西風となって雪雲がより入りやすい風向きとなるため、前回より降雪量が多くなりそうです。
その他の平地でも油断は禁物です。20日(木)以降は上空の寒気が居座った状態で等圧線の間隔がやや緩むため、北西からの風がやや弱まる時間がありそうです。特に2回目の寒気のピークとなる23日(日)頃は、JPCZの北側の風の弱い領域に入り、石川県の沿岸部で陸からの東風と海からの北寄りの風がぶつかり(=収束すると言います)金沢など平地でも局地的に降雪が強まる可能性があります。
局地的な風の予想は直前まで変わることがあるため、最新の情報に十分に注意し、平地の方も雪への備えを万全にして下さい。