北陸　18日から19日は山間部で積雪のおそれ　平地でも初雪の可能性　気温も急降下(気象予報士和田　玲央奈 2024年11月15日)

北陸　18日から19日は山間部で積雪のおそれ　平地でも初雪の可能性　気温も急降下

2024年11月15日18:14

北陸　18日から19日は山間部で積雪のおそれ　平地でも初雪の可能性　気温も急降下

18日(月)には冬型の気圧配置が強まり、この秋これまでで一番の寒気が流れ込むでしょう。18日夜～19日(火)朝にかけては、平地で雪の目安とされる上空1500メートル付近でマイナス6度以下の寒気が北陸地方まで南下する見込みです。このため、山間部では広く雪となり、積もる所もあるでしょう。山間部にお住まいの方はこの週末にタイヤ交換を行いましょう。平地でも一部で雪がまじり、初雪となる可能性もあります。また、この週末の暖かさから気温が急降下しますので、体調管理にお気を付けください。

ポイント解説へ

山間部で今シーズン初の本格的な降雪か
週末から一転　19日(火)にかけて気温急降下　2日間で2か月も季節が進む
タイヤ交換　山間部の方はこの週末で、平地の方もできるだけ早く

山間部で今シーズン初の本格的な降雪か

18日(月)は、冬型の気圧配置が強まるでしょう。18日夜～19日(火)朝にかけては、平地で降雪の目安とされる上空1500メートル付近でマイナス6度以下の寒気が北陸地方まで南下するでしょう。

福井県の嶺北地方以北の山間部では広く雪となり、新潟県の山間部を中心に降雪量が多くなる所があるでしょう。新潟・群馬県境の三国峠では今シーズン初の本格的な降雪となるでしょう。新潟県の津川方面、妙高方面、富山県の立山山麓や五箇山・利賀方面、石川県の白峰方面なども積雪のおそれがあります。山間部にお住まいの方でタイヤ交換をまだされていない方は、この週末でタイヤ交換を済ませましょう。

また、平地ではほとんどの時間は雨ですが、新潟や富山・石川県の能登地方の内陸を中心に一時的に雪のまじる所があるでしょう。気象台からの初雪の発表もあるかもしれません。ただ、平地では降ってもまじる程度のため、道路などへの影響はなさそうです。

週末から一転　19日(火)にかけて気温急降下　2日間で2か月も季節が進む

この週末はまだ暖かい空気に覆われるため、最高気温は20度以上の所が多くなりますが、18日(月)には気温が急激に下がりそうです。

新潟の気温を見ると、16日(土)の最高気温は22度と10月上旬並み、17日(日)も20度で10月中旬並みの暖かさとなりますが、18日(月)は一気に下がって12度と11月下旬並み、19日(火)はさらに下がって8度と12月下旬並みとなるでしょう。17日(日)から19日(火)の2日間で2か月以上季節が進むこととなりそうです。

富山県より西側でも同様の傾向となり、週末の暖かさからの気温の変動が大きくなりそうです。体調管理に十分に注意してください。

タイヤ交換　山間部の方はこの週末で、平地の方もできるだけ早く

山間部では週明けに積雪が予想されますので、まだタイヤ交換をされていない方はこの週末のうちに冬用タイヤへの交換を済ませましょう。一方、平地では今回は降っても雨に雪がまじるかどうかのため、道路などへの影響はなさそうですが、12月前半にかけても、高温ベースの中で一時的な寒気の南下はありそうです。日本海の海面水温が高いため、寒気が流れ込んだ場合は上空と海面付近の温度差が大きくなり、雲が発達しやすくなります。平地で雪は降らなくてもアラレが降って道路が白くなることはありそうです。平地の方も、冬タイヤへの交換はできるだけ早く済ませた方がよさそうです。

雪やあられが道路に積もった場合は、急激に滑りやすくなります。雪道運転では「急の付く動作はしない」ことが基本となります。このため、急の付く動作をしないためにも、いつもより速度を落とし、時間に余裕をもって行動することが大切となります。