ゴールデンウィークの天気傾向 後半にかけ気温が上がり汗ばむ陽気 春の熱中症に注意
2025年 ゴールデンウィークの天気傾向
日本気象協会独自の予測では、ゴールデンウィーク前半(4月26日~5月1日頃)は、広く高気圧に覆われ、晴れる日が続きやすいでしょう。ただし、発達した低気圧の通過により、北日本や日本海側を中心に雨が降り、全国的に風の強い日もありそうです。
後半(5月2日~6日頃)は、南から湿った空気が流れ込むため、北海道では雲が広がり一時的に雨の降る日があるでしょう。終盤には全国的に雲が広がりやすく、雨が降りやすくなりそうです。
気温は、日に日に高くなり、最高気温は、前半は東日本や西日本で23℃前後と半袖で過ごせる陽気になり、北日本でも、15℃~20℃と過ごしやすい予想です。
後半は東日本や西日本で25℃を超えて汗ばむほどの所も多くなり、北日本も20℃前後と昼間は上着いらずの暖かさになるでしょう。
ただし、最低気温は期間を通して、東日本や西日本で15℃以下、北日本では10℃前後まで下がる予想で、朝晩と日中との気温差が大きくなりそうです。お出かけの際は脱ぎ着しやすい服装を選び、上手く調整すると良いでしょう。
熱中症予防 暑くなる前から始めよう

①暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。