この先は北海道で雪どけ加速し春本番へ 桜前線はいつ頃道内に? 1か月予報
1週目(3月22日~28日) 雪解け進む 雨の日は道路の冠水などにも注意を

また、来週にかけては低気圧が頻繁に北海道付近を通過する見込みで、天気の崩れる日が多くなるでしょう。気温が高く、広い範囲で降るものは雨になりそうです。大きな幹線道路は路面が見えている所も増えてきましたが、細い路地などでは雪で排水溝が塞がれ、水が溜まりやすくなっている恐れがあります。そのため、たとえ大雨にならなくても、雨と雪解けによって小さな道路では冠水が起こる可能性があり、車を運転する際は十分な注意が必要になります。
2週目(3月29日~4月4日) 札幌もいよいよ根雪終了か
雪解けはさらに進み、各地で次第に雪がなくなっていきそうです。札幌は今日20日の午後3時時点で51センチの積雪が観測されていますが、昨年のデータを見ると、3月26日の昼頃に50センチあった積雪は、その後順調に量を減らし、10日後の4月5日の日中になくなりました。今年も似たようなペースで雪解けが進む見込みで、順調にいけば3月30日から31日頃に札幌の根雪は終日を迎えそうです。
3~4週目(4月5日~18日) 昨年は4月中旬に道内で桜開花 今年はどうなる?
道内で最高気温20℃以上の地点が出始めるのも、例年ではこの頃で、昨年は4月7日に道内初の20度が観測されています(当日の道内最高気温はオホーツク海側の紋別空港で21.3℃)。日中なら上着が要らなくなるような春本番の陽気を感じられる日も出てくるでしょう。
また、昨年は、統計史上2番目に早い4月16日に松前で桜が開花し、2年続けて4月中旬での桜前線上陸となった北海道。今年もこの先の気温は平年より高く、桜の開花も各地で平年より早くなる見込みです。
流石に昨年ほどの記録的な早さとはいきませんが、19日に発表された桜開花予想では、4月23日の松前の開花で、桜前線が北海道に上陸する見込みです。陽当たりの良さなどによっては、もう少し早く咲く木もあるかもしれません。景色でも春の訪れを感じられるようになっていきそうです。