札幌 山の雪もまだ降らず… 史上3回目の珍事に
また、札幌は初冠雪(観測対象は手稲山)の観測もまだされていないのです。札幌の気象台による初冠雪の観測が10月中になかったのは、正式な統計が始まった1960年以降では珍しく、今年で3回目のこととなります。
昨年でさえ10月中に初冠雪
札幌から観測しているのは、市内中心部から見て西側に位置する標高1023メートルの手稲山(ていねやま)です。
平年で初冠雪が観測されるのは10月16日で、既に半月も観測は遅れていますが、初冠雪が11月になったのは、正式な統計が始まった1960年以降では、1998年と2009年の2回だけ。統計史上最も遅い初雪を記録した昨年(2018年)でさえ、10月30日に初冠雪を観測しています。
今年の札幌は平地の雪が遅れているだけでなく、山での雪も記録的な遅さとなっているのです。
連休中に雪がなければ史上1位の遅さに
明日(2日)からの3連休には、北から寒気が降りてきますが、今の所、札幌周辺での平地の雪はなさそうです。山や峠で雪が降る可能性はありますが、もし連休中に初冠雪の観測がなければ、史上最も遅い記録となります。