最強寒波で警報級の大雪続く 岐阜県は積雪2メートル超えの所も 東海 今後の雪は
各地で気温が上がらず 強い風で体感温度は大きく低下
飛騨北部や郡上市山間部は積雪急増 白川村は3年ぶりに2メートル越え
東海地方では、昨日4日よりも、積雪エリアが拡大しています。現在の積雪の深さは、東海地方の積雪マップで知ることができます。車のスリップ事故などには注意してください。また、積雪の多い地域では、積もっていた古い雪の上に、新たに多くの雪が積もっています。比較的表面の雪が滑り落ちる「表層なだれ」に、十分な注意が必要です。屋根からの落雪にも注意してください。
この先も雪が続く見通し
上空の西風に乗って、岐阜県山間部を中心に雪が降るでしょう。発達した雪雲が流れ込みやすく、さらに積雪は増える見込みです。
【明日6日】
岐阜県山間部を中心に雪が降るでしょう。午前中が大雪のピークになりますが、午後も断続的に雪が降る見込みです。一旦、雪の降り方が弱くなるタイミングもありそうです。雪かきは、2人以上で安全第一で作業を行いましょう。
今後の雪の予想
名古屋周辺も、7日(金)や8日(土)頃、再び、雪の降るタイミングがありそうです。ただ、寒気の強さや発達した雪雲の動向、上空の風向き、雪の降る時間によって、積雪となるかは変わってきますので、最新の気象情報をこまめにチェックするようにしてください。
なだれの種類は2つ
1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。