今日20日は大寒らしからぬ暖かさ しばらく高温傾向 東海2週間天気 花粉飛散は?
今日20日は3月並みの暖かさ
日中の最高気温は、名古屋と岐阜で14℃、高山で9℃、津で13℃、静岡で16℃と、3月並みの予想です。昼間は上着いらずで過ごせる所もあり、暖かな陽気にホッとできそうです。
ただ、郡上市山間部や飛騨北部など積雪の多い地域では、この暖かさで一気に雪解けが進むため、災害や事故に十分にご注意ください。
2週間天気前半:21日(火)~27日(月) 次の週末は急な寒さに注意
次の週末、25日(土)から26日(日)は、冬型の気圧配置となり、一時的に上空に寒気が流れ込むでしょう。岐阜県山間部では、断続的に雪が降る見込みです。また、晴れる平野部も、風が強く吹くため、体感的には気温以上に寒く感じられそうです。春の陽気のあとの急な寒さに注意が必要です。
27日(月)は、冬型の気圧配置が緩み、日中は山間部も含め広く晴れるでしょう。
花粉が気になる時期 スギ花粉 飛散開始はいつ頃?
日本気象協会が発表した「2025年 春の花粉飛散予測(第3報)」では、静岡県の早い所では1月のうちから、東海その他の地域でも2月中旬には、スギ花粉の本格飛散が始まる見込みです。ただ、今週の暖かさから、スギの木の花芽が成長し、少量ずつ飛び始める所があるかもしれません。花粉症の症状が出やすい方は、早めに対策を始めていただくと良さそうです。
2週間天気後半:28日(火)~2月2日(日) 29日(水)を中心に寒さ戻る
29日(水)を中心に、一時的に平年並みのこの時期らしい寒さとなりそうです。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。