ゴールデンウイーク後半 初日から気温上昇 車移動中の熱中症に注意
2024年05月03日12:14
東北や九州など 午前中から夏日
午前11時半までの最高気温は、岩手県の宮古で25.0℃、鹿児島県の川内(薩摩川内市)で25.9℃など、東北や九州などで既に最高気温が25℃以上の「夏日」を観測している所があります。
関東~中国、四国にかけても平年を上回る陽気になっている所があり、東京都心は23.0℃(5月中旬並み)となっています。
夏日は3日ぶりに100地点超えか
日差しが強いため、体感的は実際の気温よりも暑く感じられるでしょう。特に車の中は温度が上がりやすいため、対策をとらないと熱中症の危険性が一気に高まります。ゴールデンウイーク後半がスタートしましたが、車で移動する際は十分ご注意ください。
車内の熱中症対策 効率的に温度を下げるには?
日本自動車連盟(JAF)のユーザーテストによると、2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃〜24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。
車内温度が55℃と高温になった車内の温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。
窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。
ゴールデンウイーク後半も、運転する際は車内温度をしっかり管理して、安全運転を心がけながら、楽しく過ごしてください。