1か月予報 「高温に関する早期天候情報」も発表 全国的に暑すぎる8月 熱中症警戒
2024年08月01日16:48
暑さの特徴は? 「高温に関する早期天候情報」も発表
これによりますと、向こう1か月は、暖かい空気が流れ込みやすいため、全国的に平均気温は「平年より高い」でしょう。週ごとの平均気温をみても、北から南まで「平年より高い」状態が続きそうです。
平年ですと「8月上旬」は「一年の中で最も暑い」という所が多い時期ですが、「真夏の時期に、平年より更に気温が高い」ということで、危険な暑さや、記録的な暑さになりそうです。
さらに、今年の夏は「記録的な暑さが長引く」のが特徴です。
7日水曜には、二十四節気の「立秋」を迎え、暦の上では秋となります。ただ、実際は8月中旬~下旬も、まだまだ記録的な暑さが長く続く可能性があり、暑さとの闘いが、長期戦になりそうです。
そのため、気象庁では1日木曜、「1か月予報」に加えて、「高温に関する早期天候情報」も発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
北海道・東北・北陸・関東甲信・東海・近畿・中国・四国・九州北部・九州南部・奄美では7日水曜頃から、沖縄では9日金曜頃から「かなりの高温」が予想されています。
熱中症など体調管理や、農作物の管理に、注意が必要です。
この先1か月 天候は? 台風の発生は?
太平洋高気圧に覆われやすいことで、西・東日本の日本海側では、いつもの年より「雨が少ない傾向」「よく晴れる」8月と予想されています。北日本では「晴れやすい」8月ということで、熱中症の対策を取りながら行楽が楽しめそうです。
ただ、ずっと晴れるわけではありません。8月中旬以降は、熱帯擾乱(台風)が日本の南海上で次々と発生し、日本列島に接近、上陸する可能性もあります。
熱中症予防を心がけるだけでなく、お出かけの際は、最新の天気予報を確認してください。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。