気温は高めだが雨も多い4月の道内 大型連休中も高温傾向は続きそう
1週目(4月12日~18日) 局地的な大雨の恐れも? 気温は高いが雨も降りやすい
明日11日から明後日12日にかけては全般に晴れ間はあるものの、道南方面や道東方面ではにわか雨がありそうです。雨の量は少ない見込みですが、外出の際は雨具を持つとよいでしょう。道北や道央では目立った天気の崩れはない見込みです。
13日は、道東では朝まで、道央や道南方面では夜から雨となるでしょう。14日から16日にかけては全道的に雨が降り、特に14日は道南方面で、15日は道東で雨が強まる見込みです。局地的には大雨となる可能性もあります。雨に雪解け水が加わって河川が増水したり土砂災害が発生しやすくなる恐れがあります。最新の気象情報に注意が必要です。
日差しが戻ってくるのは17日となる見込みです。
気温は、期間を通して平年並みか高めでしょう。特に13日頃までは最高気温が高めの所が多くなる見込みです。札幌では今日午後3時までの最高気温が17.0℃となり、今シーズン最も高くなりましたが、12日は18℃の予想で、今日の最高気温をさらに上回りそうです。14日頃からは最高気温はほぼ平年並みに戻るものの、最低気温が平年よりかなり高く、平均気温では平年より高く経過する見込みです。
2週目(4月19日~25日) 桜前線が到達の見込み 札幌の桜開花は4月24日予想
気温は高めに経過する見込みです。しかし、全道的に曇りや雨などぐずついた天気となりそうです。雪解けも進むため、川の増水や土砂災害などには引き続き注意が必要です。
なお、日差しは物足りなくなりそうですが、気温の高さにより桜の開花は順調に進む見込みです。9日に日本気象協会が発表した最深の桜開花予想では、前回の発表と同じく、道南の松前に4月20日には桜前線が到達し、札幌では4月24日に桜が開花する予想です。青空をバックに桜を楽しめる機会は少なくなりそうですが、天気予報を確認しながらチャンスを狙うとよいでしょう。
3~4週目(4月26日~5月9日) 5月に入っても高温傾向続く オホーツク海側では寒の戻りの可能性も?
気温は高めの傾向が続きます。5月に入ってもその傾向は続く見込みです。大型連休の期間中も気温は高くなりそうです。5月1日から9日までの札幌の平年の最高気温は15.5℃から16.5℃のため、連日のように20℃くらいまで上がるようなこともあるかもしれません。
ただ、日本海側と太平洋側では気温が平年並みの確率が30パーセント、平年より高い確率が50パーセントなのに対し、オホーツク海側では平年並みの確率が40パーセント、高い確率が40パーセントで、他の地域とは少し傾向が異なっています。オホーツク海では海面水温が低く、海からの風が入りやすい気圧配置になると気温の低い日が続く場合があります。春の終わりに寒の戻りとなる可能性があるため、注意して下さい。