冬らしくなかった1月 2月も暖冬 雪不足のまま春へ
1月の気温高く 大阪で最高気温19.1度 1月として観測史上1位
大阪では28日の最高気温は19.1度で、1月に19度台になるのは104年ぶりとなり、1月として観測開始以来1位の記録を更新しました。東京都心の最高気温は、29日は18.6度、30日は17.5度で、1月に2日連続で17度以上になったのは、10年ぶりのことです。東京都心では、今季、最低気温が0度未満の冬日になっておらず、初氷も観測されていません。東京都心の初氷のこれまでの最も遅い記録は1月13日で、遅い記録を更新中です。
雪不足 広島や名古屋など初雪の観測まだなし
京都や岡山、松山では、初雪が1月31日になってようやく観測されました。今季は過去最も遅い記録を更新しました。広島や名古屋などでは、初雪をまだ観測していません。広島の最も遅い記録は1月16日、名古屋は1月21日で、遅い記録を更新中です。
太平洋側で季節外れの大雨 雪不足のさなか河口湖で積雪30センチ超
関東甲信では、上空1500メートル付近で0度以下の寒気が流れ込んでいた所に雨雲がかかり、山沿いを中心に雪になりました。山梨県の河口湖では、27日の夕方から雪が降りはじめ、翌日28日の9時には、積雪が34センチに。東京都心も28日の未明から明け方にかけて、雨はみぞれや雪になり、その後も雨が降り続きました。雨脚が強まった時間帯もあり、28日の日降水量は55.5ミリになりました。東京都心の1月の平年の降水量は52.3ミリで、たった1日で、およそひと月分の降水量になりました。
太平洋側の日照時間少ない 東京都心1時間未満が1週間以上も続く
2月も暖冬 雪不足のまま雪解けの季節か
3月も冬型の気圧配置は弱く、北海道や東北の日本海側は平年に比べ曇りや雪、雨の日が少ないでしょう。平均気温は全国的に平年並みか高い予想です。4月は日本付近に暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。九州から近畿を中心に降水量が多くなる見込みです。平均気温は、全国的に平年並みか高いでしょう。雪不足は十分に解消されることなく、春になりそうです。