インフルエンザ患者 昨年並みも空気乾燥続く 早まる花粉飛散でダブル症状に注意
インフルエンザ患者 昨年同期並みへ
また、昨年同期の定点あたり報告数は「17.72」でしたので、昨年同期とほぼ同じとなりました。今シーズンは、年明けも患者数が多く、前年同期を上回る患者数になっていましたが、昨年同期とほぼ同じ値まで減ってきました。
なお、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「90,712」でした。
受験シーズン本格化 太平洋側は乾燥・花粉で症状悪化に注意
今週は全国的に3月並みの暖かさが続きましたが、来週は西日本を中心にグッと寒くなりそうです。
寒暖差に加え、花粉にも注意が必要です。今シーズンは東京都内(大田区)では統計開始以来最も早い1月8日に飛散が開始となりました。東京の他にも、横浜、静岡、山口で、すでにスギ花粉が飛散開始※となっています。この先1週間は「少ない」レベルですが、スギ花粉が飛ぶでしょう。花粉に敏感な方は対策をすると安心です。
飛散開始※と認められる前の地域でも、スギ花粉はわずかな量が飛び始めます。花粉症の方は、早めに花粉対策を始めるとよいでしょう。
※「花粉の飛散開始日」とは、1月以降で1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日を言います。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。