6日昼は関東~中国・四国で極寒 予想最高気温は北陸から北で3月並み 雪崩に注意
関東から西は冷たい雨 北陸から北は気温上昇へ
正午の気温は、東京都心では7.8℃、名古屋は6.3℃、大阪は6.0℃、広島は7.7℃、高松は7.3℃でした。仕事始めという方も大勢いらっしゃると思いますが、極寒のランチタイムとなりました。
ただ、雨雲が東へ進んだため、九州では、朝は所々で雨が強まりましたが、正午現在、日差しのでてきている所もあります。正午の気温は、福岡では12.1℃、鹿児島では15.3℃を観測しました。
一方、天気図を見ると、日本海にも別の低気圧が進んできています。この低気圧に向かって、南から暖かい空気が流れ込むため、北陸から北では、午後は気温がグングン上がりそうです。
予想最高気温は? 北陸から北は3月並み 雪崩に注意
さらに気温が高いので、天気マークを見ると、降るものは、東北でも雪ではなく雨の所が多いでしょう。北海道は、湿った雪やミゾレが降りそうです。
北陸から北の広い範囲では、すでに平年を上回る積雪となっていますが、気温が高く、雨が降ることによって、雪どけが進むでしょう。雪崩や屋根から落ちる雪に、注意が必要です。
なだれの種類は2つ
1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。
過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。