今日29日 年の瀬にしては暖か 年末年始も暖気優勢 大晦日夜~元日は一時寒気南下
今日29日 暖かい年の瀬
今日29日は、日本付近はゆるやかに高気圧に覆われています。
北日本の日本海側で雲が広がっているほかは、広い範囲で晴れて、穏やかな陽気となっています。
午後3時までの最高気温は、九州から東北南部にかけて平年を3℃前後上回り、福岡市は15.0℃、高知市は16.6℃など日差しがポカポカと暖かく感じられた所も。東京都心は13.8℃、仙台市では11.2℃と昨日28日より3℃くらい高くなりました。
東北北部の最高気温は平年並みくらい、北海道は平年をやや下回った所もありましたが、昨日に比べて、冷たい風はおさまりました。
除雪作業中の事故に注意 雪下ろしの注意点
安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。
(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。
新しい年とともに寒気が流入 大晦日は朝と夜で体感ガラッと変わる
ただ、2023年から2024年へ年が変わるタイミングで、一時的に寒気が南下する見込みです。
上空1500メートル付近の気温予想では、31日朝の段階では本州付近には、南から暖かな空気が流れ込みますが、1日朝には北から寒気が南下する見込みです。平地に雪を降らせる目安となる寒気が、北陸や東北をすっぽりと覆うでしょう。
31日は低気圧が東進し、広く天気が崩れます。
北陸や北日本は31日の降りはじめは雨でも、山から次第に雪に変わり、平地も雪のまじる所があるでしょう。場所によっては大雪や吹雪となるため、交通の影響などにご注意ください。
太平洋側も31日朝は、曇りや雨の割には寒くありませんが、大晦日の夜から新年を迎えるとともに、一気に風が冷たくなり、体感がガラッと変化しそうです。
寒い元日の後、年明けは暖かい日が多い
2日は穏やかに晴れて、冷たい風もおさまるでしょう。3日は低気圧や前線が通過し、再び広く雨が降りそうです。このタイミングでまた寒さが戻るでしょう。4日、5日は日ごとに気温が上がる見込みです。
雪の多い地域では、融雪によって雪崩や落雪による事故が発生しやすくなります。除雪作業は、2人以上で安全確認をしながら行うようにしましょう。