花粉の大量飛散が続く 4月上旬にはヒノキ花粉が広範囲でピークに 家の中でも対策を
スギ・ヒノキともに大量飛散
4月1日(火)以降も、仙台や広島、福岡は連日「極めて多い」予想です。関東は、雨の影響で3日(木)にかけて花粉の飛散量が抑えられますが、4日(金)以降は再び大量に飛散するでしょう。
スギ・ヒノキ花粉のピーク時期
一方、ヒノキ花粉は、4月上旬には広い範囲でピークとなるでしょう。ピークの期間は、5日間から2週間ほどの見込みです。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れないでしょう。
4月半ば以降は、花粉の飛散は次第に終息に向かいますが、大型連休ごろまでは例年同様、花粉の飛ぶ所がある見込みです。風が強く吹く日などは、飛散量が多くなることもあります。ピークを過ぎてもしばらくは、花粉情報や気象情報を確認して、引き続き花粉対策を行いましょう。
帰宅時・屋内での花粉対策
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。