意外と知らない国道の不思議 ~西日本編~
日本一短い国道をアピールする看板も
今回は前回に引き続き、意外と知らない国道の不思議の西日本編をお伝えします。東日本に続き、西日本でも変わった国道がたくさん。まさかこんな場所が国道……という驚きの場所もあります。一体、どのような国道が西日本には存在しているのでしょうか?
日本一短い国道はどこ?
ただ、国道は重要都市を連絡する道路ですから、短いからといってないがしろにしてはいけないのです。こちらの国道は神戸港の物資流通に貢献している重要な道路。距離はとても短いのですが、上下合計で11車線と幅広い道路になっていることからも、その重要性がわかりますね。
走破は至難の業! 危険な国道
美しい紀伊山地も通過するのは大変……
紀伊山地を越えていく道であることと、ほとんど整備がされていないことから、とても危険で難関な国道です。道は車1台がぎりぎり通れる幅、なおかつガードレールが設置されていない場所も多く、とても危険です。地元の人々が国道になることを望んでいたというこの道。国道に格上げすることで道路が整備されることを期待していたのかもしれませんね。
海の上にも国道がある!?
美しい海が広がる国道58号
この国道58号は沖縄の象徴といっても過言ではない国道ですが、実は沖縄だけを通っている道路ではありません。なんと、国道58号の始点は鹿児島県鹿児島市だったのです。一見すると那覇からスタートして沖縄北部がゴールといった国道に思われますが、鹿児島市から那覇を終点とした国道とは意外です。こちらは、フェリーボートなど船であっても、1本の交通系統としての機能が果たせていれば国道に指定されるとの見解のようです。海の上も国道に指定されているとは驚きですね。
──日本には、まだまだ不思議な国道がたくさん存在しています。地図を見ながら目的地をたどると、おもしろい発見がたくさん見つかることでしょう。