2020年注目の種目。バスケットボール「3×3」の魅力とは?
バスケットボールの新種目「3×3」は、ゴールさえあれば青空の下でもできるスポーツです!
バスケットボールといえば、これまでは5対5の人数が当たり前とされてきましたが、新たなバスケットボールの魅力を備えた「3×3」は、世界的な注目はもちろん、日本のバスケ界に新風を巻き起こしつつあるスポーツなのです。そこで今回はバスケファン以外からも興味を集める「3×3」の魅力をお伝えしましょう!
「3on3」から、グローバルなスポーツ「3×3」への転機
「3×3」はハーフコートで行われます
実は「3×3(スリーバイスリー)」の歴史は浅く、国際バスケットボール連盟(FIBA)が正式なルールを設け、2007年から正式競技種目として、定期的に国際大会が開催されています。
つまり、FIBAがバスケットボールをさらにグローバルなスポーツへと進化させるために仕掛けた、新たな種目でもあるのです。
ヨーロッパからアジアへ拡大する「3×3」の熱狂
さらに、毎年7月からスタートする「FIBA 3x3 World Tour」は、世界No.1のチームを決めるビッグイベントなのですが、世界No.1を決める大会が毎年行われるというのも「3×3」ならでは。新たな種目のうえ、世界中でトップクラスのプレーが様々なシーンで見られる点も、バスケファンの拡大につながっているようです。
9月10日。六本木ヒルズアリーナで3x3 PREMIER.EXEのファイナル開催
「3×3」の原点はストリートから
コンパクトなコートの特性を活かし、ショッピングモールや公園など街中のあらゆる場所に会場を設置することが可能ですし、例えば街中でダイナミックなプレーが見られるのも「3×3」のだいご味となっているようです。
そして注目は、きたる9月10日に六本木ヒルズアリーナで開催される、3x3 PREMIER.EXEのファイナルです! しかも、観戦は無料! ぜひ、一度その迫力を間近で感じてみてはいかがでしょうか?
東京五輪へ、強化が進む「3×3」の“JAPAN POWER”
さらに男子は、2017年1月になんと3位まで上昇するほどの実力を誇ります。人数が少ない分、高さだけでなく、ドリブル、スピードなど、一人ひとりの総合的な技術が求められる「3×3」は日本人のプレースタイルに合っているのかもしれません。東京五輪で、ぜひとも日本の技術とパワーが開花・結実することに大きな期待が寄せられます。
ちなみに、「3×3」の公式ルールはとてもシンプルです。
みなさんの近くに「3×3」ができる場所があれば、ぜひプレーしてみては!
■コートの広さ……横15m、縦11m
■ボール……3x3オフィシャルボール(6号サイズx7号重量)
■得点ルール……ツーポイントラインの内側 →1点、ツーポイントラインの外側→2点、フリースロー→1点
■競技時間とゲームの勝敗……試合時間は10分の1ピリオド。競技時間が終了した時点で得点の多いチームが勝ち。
※一方のチームが21点以上得点した時点で試合は終了。そのほか、詳しいルールは公益社団法人「日本バスケットボール協会」の公式HPをご参照ください。
―― ストリートカルチャーの最先端だった「3on3」から、競技とエンターテインメントがミックスされた「3×3」への変化……。バスケットボールの新たな魅力が「3×3」によって引き出されることでしょう。