6月2日開幕! NBAファイナルの魅力とは?
年に一度の大イベント、NBAファイナル
アメリカ4大スポーツ(NBA/バスケットボール、MLB/ベースボール、NFL/アメリカンフットボール、NHL /アイスホッケー)のうちのひとつで、バスケットボールをする人ならば世界中の誰もが注目する舞台といっても過言ではないでしょう。そんなNBAファイナルの魅力に迫ります。
ファイナルが物語る「神様」の存在
ストリートから憧れのNBAをめざす選手も
ファイナルとは、そのシーズンのイースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスの王者が対決して真のチャンピオンを決めるシリーズのこと。全30チームが毎年しのぎを削り、頂点をめざすのです。
一度でも優勝することができれば、選手としてはたいへん誇らしいことですが、普通では考えられない伝説を残した選手がいます。過去、67回のNBAファイナルの歴史の中で、6度のMVPに選ばれたマイケル・ジョーダンです。この数は史上最多で今後も抜くことができる選手はいないのでは?ともいわれています。まさにバスケットボールの「神様」であることを証明した偉業ですね。
豪華すぎるチャンピオンリングの秘密
チャンピオンリングは翌シーズンの開幕時に選手に手渡されます。華々しいセレモニーの中、登場するチャンピオンリングといったら、それは豪華なもの。そのチームに合わせたデザインになっているのに加え、選手の名前や背番号も刻まれている、世界にひとつの貴重なリングなのです。
さらに、チャンピオンリングにはそのチームのストーリーが詰まっています。2014─2015シーズンのチャンピオンとなったゴールデンステート・ウォリアーズに渡されたリングには、何と240ものダイアモンドが埋め込まれていたのです。この「240」という数は、現オーナーの元での勝利数を表しています。加えて、純度67%の金も使われていましたが、「67」という数字はこのシーズンでの勝利数を表したものでした。豪華絢爛なリングには、緻密かつチャンピオンに対する尊敬の念が込められていたのですね。
今シーズンの覇者はどちらに
ファイナルでは観客で会場が埋めつくされます
ちなみに、過去の対戦では2014─2015シーズンはウォリアーズが制し、2015─2016シーズンはキャバリアーズがリベンジを果たしました。今回の下馬評では、ウォリアーズが優勢といわれているようです。NBAを代表する司令塔ステファン・カリー&屈指の点取り屋ケビン・デュラント率いるウォリアーズか、「キング」と呼ばれる男レブロン・ジェームズ率いるキャバリアーズが勝利するのか、今シーズンのファイナルも見どころたっぷりです。
―― 天気に左右されないインドアスポーツであるバスケットボールですが、ファイナルの会場は数万人の熱気に包まれ、会場内はオーバーヒート気味になるそう。さあ、結果やいかに! 楽しみですね。