爪をつまんで10秒もむだけ?! シンプルすぎる!と話題の健康法「爪もみ」をご存じですか
なんと指先までキレイに☆
「ストレスは万病のもと」は、こんなしくみでした!
爪の付け根に自律神経のスイッチが!
自律神経とは、内臓や血管など私たちの体の機能を、意志とは無関係にコントロールしている神経。呼吸、血液循環、食物の消化・吸収と、生きるのに不可欠な制御を自動的におこなってくれています。
緊張・戦闘モードにさせる「交感神経」とホッとリラックスさせる「副交感神経」の二本立て。ふたつがシーソーのようにバランスよく働いているときは、仕事も快調・休息もバッチリ、と充実した毎日を過ごせるのですね。
ところが、ストレスの多い現代社会では 交感神経に傾きがち・・・緊張は血管を収縮させるので、酸素や栄養が行き届かなくなり、老廃物や毒素が停滞! さらに、身体を病気から守る白血球のバランスも連動して乱れ、さまざまな病気を発生させるというのです。「ストレスは万病のもと」といわれるのは、「ストレスで乱れた自律神経が万病を引き起こす」という意味だったようです。ことに 寒い冬は、体が緊張して交感神経が優位になる時季でもあります。
手には内臓に直結したツボが多くありますが、爪の生え際の両角にある「井穴(せいけつ)」は、自律神経のバランスをととのえるツボとして知られています。ストレスで交感神経が緊張状態にある人は、もう一方の副交感神経を刺激することで 自律神経のバランスを調整し、病気を予防したり症状を改善したりすることができるのです。
試しに指先をギュギュッとつまむと、血の巡りがよくなって手が温まり、とっても気持ちがいいですよね!
1本10秒!でもこの指だけは もまないで
とくに順番はありません。ひととおり刺激しても、全部で2分以内ですみます。1日に、2〜3度おこなえばよく、5回はやりすぎとのこと。不眠でお悩みの方は、寝る前におこなうと効果的です。
ただし、気をつけることがひとつ・・・
それは「薬指は刺激しない」こと! なぜなら、薬指おねえさんは叱咤激励系。交換神経のほうを刺激してしまうのです。軽いうつや低血糖、だるい・眠いなどの症状に活を入れたい場合をのぞいて、ふだんはそっとしておきましょう。
つまむのがやりづらい方は、爪楊枝(もちろん頭のほう。それにしても、なんてピッタリなネーミング!)やボールペンの先で刺激してもかまいません。軽い刺激では効果がありませんが、あまり痛いとかえってストレスになり 逆効果! 毎日無理なく続けられるように「イタ気持ちいい」加減をさがしてみてくださいね。
その症状に効くのは、どの指でしょう?
家族で分担してます♪
・親指おとうさん→肺などの呼吸器
(アトピー性皮膚炎、セキ、ぜんそく、リウマチ、ドライマウス、円形脱毛症、ガンなどに効果的)
・人差し指おかあさん→胃や腸などの消化器
(潰瘍性大腸炎、クローン病、胃・十二指腸潰瘍、胃弱などに効果的)
・中指おにいさん→耳の症状
(耳鳴り、難聴などに効果的)
・薬指おねえさん→ふだんはもまない!
(軽いうつや低血糖、だるい・眠い等の症状に効果的)
・小指あかちゃん→心臓や腎臓などの循環器
( 動悸、腎臓病、頻尿、肝炎、手足のしびれ、ボケ、不眠、メニエール病、高血圧、糖尿病、肩こり、腰痛、老眼、頭痛、肥満、生理痛、子宮の病気、更年期障害、 脳梗塞、自律神経失調症、うつ状態などに効果的)
気になる症状がある人は、対応する指だけ20秒間刺激するとよいそうです。複数ある場合は、いちばん悩んでいる症状で。とくに下半身を改善したい人は、手の指に加えて足の指ももむと効果的です。「爪もみ」を、ガンなどの病気治療に取り入れている病院もあるそうです。
じっくり3回もんでも1日6〜7分以内! お金もかからず副作用もない「爪もみ」健康法。すぐに劇的な効果が現れる人ばかりではなくても、血行が良くなり爪の色が美しくなるのはたしかです。冷えや不調をケアしたいけれど時間がない!という方は、毎日の通勤・通学時やお仕事の合間に(こっそり)爪をモミモミしてみては。
爪もみのチャ〜ンス♪
「実践『免疫革命』爪もみ療法」福田稔(講談社)
「奇跡が起こる爪もみ療法」日本自律神経免疫治療研究会・編(マキノ出版)