山へ紅葉狩りにでかけましょう! 混雑する人気の山で、気をつけたいポイントは?

もえる紅葉色にどっぷりと!
都心からすぐ! 老若男女に大人気の高尾山

名物のおだんごもぜひ食べたいですね♪
フランスのガイドブック、ミシュランの「日本を代表する観光地」で、京都や富士山とともに三ツ星(最高評価)認定された高尾山! 一年じゅう海外からの観光客でにぎわっています。
都心から電車で1時間ほどで行ける便利さや、東京とは思えない豊かな自然が人気の理由。しかも、上級者からお散歩感覚の人まで老若男女を満足させる多彩なルートがあり、 高い山の足慣らし・遠足の小学生・三世代の家族連れ・デートのカップル・カメラ女子等々、訪れる人々も多彩な楽しい山なのです。
高尾山では、毎年11月1日~30日に『もみじまつり』が開催され、どの登山コースでも美しい紅葉が楽しめます。最近の山は途中まで舗装されていることも多く、リフトやケーブルカーにはハイヒールを履いている女性もみかけます。が、気軽に登れるといっても山は山。とくに混雑するこの時期、おでかけの際は ちょっとした安全対策が必要です。
紅葉狩りは「日没前に下山」が鉄則!
天候が変わりやすいので、体を濡らさないよう雨具の持参は必ず。登山では両手が使えるカッパが便利です。また、たとえデートであっても 靴はやはり滑らないフラットなものを。ハイヒールやミュールは疲れるし危険です。とくに雨が降った翌日は、道が滑りやすくなっています。転んだり落ちたりしたら大変ですよね。
夏でなくても紫外線対策が必要です。標高が100m高くなるごとに紫外線は約1%強くなるといわれ、登るほど長時間浴び続けることになります。お肌もですが、とくにダメージを受けやすいのが 目! 白内障の20%は紫外線が原因ともいわれ、日本人は顔が平らなので(彫りが深くて) 目が窪んだ 欧米人より紫外線を浴びやすいのだそうです。高めの山にでかけるときは、サングラスやゴーグルで目を守りましょう。
また、スズメバチやマダニ、山によっては鳥や動物にも注意が必要です。食べ物の匂いに注意し、登山道をはずれて茂みなどにむやみに入らないようにしましょう。
標高が上がるにつれて 気温も低くなっていきます。
今の季節は、日が沈むと あっという間に真っ暗! そして急に寒くなります。山に慣れていない人はなおのこと、必ず日没前に下山できる計画を立てましょう。
日没後に歩くには、懐中電灯やヘッドライトが必要です。防寒具は必需品。手袋・帽子・マフラー・マスクなどで、肌が直接風に当たらないように工夫します。使い捨てカイロもバッグにぜひ。
ケーブルカーなどで下山したくても、混雑時は整理券が配布されてなかなか乗れないことがあります。まわりが暗くて寒い乗り場で順番待ちをするのは、小さな子や高齢者にはツライもの・・・車窓の景色を楽しみながら、明るいうちに下山しましょう。
混雑時の撮影やお食事、トイレは・・・

景色を楽しむなら、ケーブルカーは明るいうちに!
あまり大量の食糧を担いでいては疲れてしまいますが、渇きや空腹でバテない程度には備えていきましょう。まさかの遭難の備えにもなります。「行動食」として準備する飴やチョコレートは、シュガーレスなどのカロリーオフタイプではなく、ちゃんとエネルギーとなるお菓子にしてくださいね。
そしてトイレも、山にはあまりありません。あっても行列ができていたり(とくに女性用)、幼児はうまく使用できないタイプだったりします。山の最寄り駅で必ずすませてから登りはじめるのはもちろん、散策途中で使えそうなトイレがあったら とりあえず入っておく、場合によっては携帯トイレや紙おむつを利用するなど、賢く対応してみましょう。
<参考サイト>
高尾山公式HP