今日の天気はトーストでチェック!? 朝ごはんと天気予報のあたらしい関係
ある調査では、朝食をとりながらする行為の第1位は「テレビを見る」だったそうです。お天気チェックのためにテレビをつけるという人も多いのでは。そんな朝の習慣が変わるかもしれませんよ!
朝ごはんとともにトースターが今日の天気をおしえてくれる! どうやって?
その名は『Jamy Toaster』(以下「ジャミーくん」)。普通の1枚焼きポップアップトースターに見えます。側面には「閉じたまぶたのような目」があり、なかなかキュート!
食パンを入れると、えっ目が開いた?! やがてポンッと飛び出す焼きたてのトーストには・・・なんと表面に「今日のお天気マーク」と「予想最高気温・最低気温」が記されているではありませんか! しかも、ジャミーくん目が笑ってます。
じつはこの表情、本体部分のディスプレイで表示しています。ふだん眠っているジャミーくんですが、食パンを入れると目を覚ましてお仕事し、焼きあがったら笑顔とともに天気をしらせてくれる、というわけ。でもどうやって予報するのかというと、内蔵された温度計と気圧計に加え、Wi-Fi接続で天気情報をキャッチして、トーストにプリントするのだそうです。
その1枚で、栄養も情報も、もしかしたら愛情も?
ごはんの準備やお弁当作りをしながら、身支度する小さい子供やら寝ぼけたお父さんやら起きないお兄さんやらのお世話もしなくてはなりません。「今日って寒いの?」なんて容赦なく家族に訊かれたりします。そんな時間との戦いの中でも、ジャミーくんがいればお天気チェックのために台所を離れなくてよいのです。「朝の栄養とともに情報を」というコンセプト通り、手間をひとつ減らせるわけですね。しかも家族は自分でパンを焼きたがり、朝から会話も弾むかもしれません。
毎朝その1枚のために目覚めては、笑顔で天気をおしえてくれるジャミーくん。
「朝ごはんどうぞ。ボクは部屋にのこるけど、でかけるキミのためにお天気しらべといたよ。いってらっしゃい(スマイル)」。このホスピタリティーで、いつもは通勤途中のコンビニでパンを買って食べている人もつい「ジャミーが言うなら、家で食べてからでかけるか」なんて思ってしまいそうではありませんか。
そんなわけで、ジャミーくんはホテル等での「おもてなし」採用も期待されています。
言葉が聞きとれない外国人旅行者でも、マークや数字ならすぐ天気がわかります。初めて訪れた町で、自分のために用意された朝のトーストが地元の天気をおしえてくれる・・・ここに泊まってよかった!と思うにちがいありません。
「トースター語」で、朝ごはんがもっとゆたかになる予感!
商品化が待たれているものの中には、人が書いた文字をそのまま印字する『トーストメッセンジャー』というトースターもあるそうです。食べたら消滅するので、言いにくいことを伝えるのにうってつけかも? トースター語には、いろんな可能性がありそうです。
ジャミーくんがもし日本で発売されたら、朝ごはんを食べる小学生が増えるかもしれませんね。