冬の寒さと働き世代の体調管理~気象予報士と調べて、考えてみました~PR
今回は、冬の寒さと働き世代の体調管理をテーマに、この冬の天気傾向や体感温度前線もみながら、考えていきたいと思います!
この冬の天候と体感温度前線
図1 2017年12月~2018年1月の体感温度前線
気象庁から発表されている3ヶ月予報によると、今年の12月と1月の気温は、広い範囲で平年並か低い予想で、寒い冬になりそうです。天気は、日本海側では雪や雨の降る日が多く、太平洋側では晴れる日が多い見込みです。
3ヶ月予報の詳細は、以下のURLで見ることができます。
■tenki.jp 3ヶ月予報
2017年12月~2018年1月にかけて身体に感じる寒さを前線図にした「体感温度前線」でも、「暖房なしで長時間過ごすには寒い」「体感的には、氷点下になりそう」「安全に過ごすには、防寒着が必須」、など、体のことを考えると状況に応じた寒さ対策が必要であることがわかります。
そこで、働き世代が冬の健康管理について、どのように対策しているかを調べてみました。
■tenki.jp 体感温度指数
スペシャル対談 働き世代の冬の体調不良について
その結果をもとに、森永製菓株式会社・佐藤 実様と、日本気象協会の気象予報士・瀬田繭美が、冬の体調管理のポイントについて考えてみました。
Q.冬の体調不良でよく悩まされる症状は何ですか?
表1 【調査結果】冬の体調不良でよく悩まされる症状は何ですか?
佐藤様:男性の結果は、自分にもあてはまります。私自身、冬になると、喉の痛み、乾燥、鼻水など、風邪の症状が気になってしまいます。
女性の冷え性の結果は、男性には見られないので、改めて冷え性に悩む女性が多いんだと実感しました。
瀬田:私自身、冷え性は冬に限らずありますが、冬は特に辛くなります。
また、肩こりもあるので、女性の結果は実感にあっています。やはり、冷えは万病の元といいますからね。
佐藤様:冬の体調不良としては、冷えの症状、風邪の症状、疲労にかかわりそうな症状と、大きく分けて3種類になりそうですね。
Q.冬の体調不良の原因になると思う場面・理由は何ですか?
表2 【調査結果】冬の体調不良の原因になると思う場面・理由は何ですか?
佐藤様:そうですね、体が冷えやすいと、体調不良になりやすいというのはありますね。
瀬田:さらに風邪については「乾燥」によってウィルスが蔓延しやすくなることも原因ですよね。
瀬田:乾燥していると体調に影響を与えることはもちろん、肌の調子も悪くなりますからね。
他にも「ストレスが発散できない」という点が、男女で共通して挙げられていますね。
佐藤様:働く人は季節を問わずストレス発散しづらい生活環境にあると思うので、寒さや乾燥などの環境的な要因が加わって、余計に体調不良につながってしまうということは、考えられそうですね。
Q.冬の体調不良の対策で「したいこと」と「出来ていること」は何ですか?
表3 【調査結果】男性・冬の体調不良の対策でしたいことと出来ていることは?
表4 【調査結果】女性・冬の体調不良の対策でしたいことと出来ていることは?
「実践している対策」に注目すると男女共に似ていて、風邪対策が中心でした。
最初の質問の結果から、男性の風邪対策が上位に来るのはわかるのですが、女性については冷えが一番の悩みであるのに対して、風邪対策が上位になっていることが気になります。
佐藤様:冷え性はずっと続く症状ですが、風邪はひいてしまうと体調が一気に悪化しやすいので、その点で風邪対策が優先されてしまうのかもしれませんね。
冷え対策については、「お風呂に入る」のもよいですが、「体を動かす」ことも有効だと思います。
瀬田:「したい対策」は男女で差が出ていて、女性は実際はできていないけれど「冷え性対策」がしたいということがはっきりあらわれていますね。
一方、男性は、「とにかく体を休めたがっている」という印象を受けますが・・・
佐藤様:そうですね。体を休めたいと感じているのは、同感です。
佐藤様:うがい・手洗いはもちろんですが、1)睡眠を含めた休養・休息、2)バランスのよい食事、3)適度な運動です。
バランスのよい食事は、今回、「したい対策」「実際にしている対策」ともに上位にはありませんでしたが、きちんと食べることも重要だと思います。
瀬田:生活を整えることが、冬の体調不良を改善する上で大切なんですね。
バランスのよい食事について、もう少し詳しく教えていただきたいのですが、冬の体調管理について、食事で気をつけたいポイントはありますか?
佐藤様:今回の「したい対策」「実際にしている対策」を振り返ると、「温かい食べ物や飲み物をとる」というものが男女とも上位にあります。
ただ、温かい食べ物は麺類など単品メニューになりがちで栄養バランスが偏ってしまうリスクがあるので、たんぱく質やビタミン、ミネラルなども摂取するように心がけて欲しいです。冬は、宴会などの外食が多くなり食事のバランスが崩れやすい時期でもありますからね。
瀬田:特に冬の体調管理のポイントとなる栄養素はありますか?
佐藤様:ビタミンとミネラルです。ビタミンは、体調維持のためにとって欲しいです。
また、女性には、ミネラルの摂取もおすすめします。
佐藤様:適度な運動はある程度の時間や余裕がないと出来ないと思うので、休日を利用してやるのでもよいと思います。平日は、食事などから栄養をバランスよく取る、という点を優先して欲しいと思います。
どうしても忙しくて食事がゆっくり取れないという場合、例えば弊社のinゼリーであれば、栄養素別になっているので、選んで摂取できるし、比較的どこでも買いやすいので、便利だと思います。
冬場は、一日の中で水分をとる機会が少なかったりするので、栄養補給と同時に水分補給ができるという点でもおすすめです。
瀬田:たしかに、夏場は喉が渇きますし意識的に水分補給をしますが、冬は水分補給を怠りがちですよね。乾燥も注意すべきポイントだと思いますので、気をつけたいです。
冬の体調管理は「風邪」「冷え」「疲労」の対策、時間のない中で大切にしたいポイントとしては、まずは「休息・休養」、次に「バランスの取れた食事」で、体調を維持することが大切ですね。
今回はいろいろとお話いただき、ありがとうございました。
■冬の体調不良に関する概要 調査概要■
調査対象 男女20~50代 合計900名
調査対象地域 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県
調査方法 インターネット調査
調査期間 2017年10月13日(金)~10月17日(火)