スキー&スノーボードシーズン到来。今冬の降雪予報をチェックして、初滑りに備えよう!
◆ラニーニャ現象の影響で西日本は寒い冬に。シーズン始めから大雪の可能性も。

12月から2月の降雪量は、北日本と東日本の日本海側は平年並みですが、西日本の日本海側では降雪量が増える見込みです。
それでは月別に天気傾向を見ていきましょう。
【12月】西高東低の冬型の気圧配置になる日が増え、太平洋側では晴れますが、日本海側では雨や雪の日が多くなります。この時期は日本海の海面水温が高いので、寒気が流れ込むと雪雲が発達して大雪になることもありそうです。まだ湿り雪の割合が多いため、雪が重く感じられることも。シーズンの最初に怪我をしないよう、注意しましょう。
【1月】引き続き、日本海側では雪や雨の日が多い見込みです。大雪となる日もあるでしょう。12月よりも気温がさらに下がって、サラサラのパウダースノーを楽しめる日が多くなりそうです。冬型の気圧配置が強まる日は、北風が強く吹いて吹雪になります。初心者の方は吹雪の日(風が強い日)を避けるとよいでしょう。
【2月】2月上旬は寒さが続き、日本海側は雪の日が多いでしょう。下旬になると、冬型がゆるむ日が増え、春めく日もありそうです。気温が高い日は、ベトベト雪になってしまって、滑りにくく感じられます。そんな時は、北側の斜面のゲレンデか、気温が低いエリアのゲレンデがオススメです。
◆初滑り前にスキー板やスノーボード板のメンテナンスを
前シーズンの終わりに錆止めを忘れて、保管中にエッジが錆びてしまった、保管前に何もメンテナンスしなかった・・・なんてこともありますよね。気持ちよく滑走するために、板のメンテナンスを行ってからゲレンデに向かいたいものです。
まずは、保管中にエッジが錆びてしまった場合。酷い錆があると、快適には滑れません。
サビ落としを使って、しっかりとサビを落としましょう。
そして、快適に滑るためには、アイロンを使ったホットワックスをおすすめします。シーズン中に何度もゲレンデに行く上級者は、雪温によってワックスを使い分けたりもしますが、レジャーで楽しむ方は、シーズンはじめに一度かけておくと良いと思います。
板のメンテナンスを自分で行う自信の無い方は、スポーツショップにお願いしてしまいましょう!
◆スキーヤー&スノーボーダーは紫外線対策をしっかりと

齊藤愛子
日本気象協会本社勤務。
気象予報士/応用情報技術者/熱中症予防指導員
長野県出身。
特別豪雪地帯の長野県信濃町で生まれ育ち、寒さは苦手だけれど、特技はスキーとスノーボード。よく行くゲレンデは、黒姫高原スノーパーク、斑尾高原スキー場、タングラムスキーサーカス。