山は夏でも長袖の方がいい?夏山登山で後悔しないための日焼け対策
夏山登山での日焼け対策についてご紹介します
そのときにまず悩むことになるのが服装ですよね。長袖の方がいいのか、それとも熱中症対策で半袖にすべきか決めかねている人もいるかと思います。そこでここでは、日焼け対策を意識した服装の選び方や、日焼けをして後悔しないための対策についてご紹介します。
長袖よりも「半袖+アームカバー」がおすすめ
着脱しやすいアームカバーを使って紫外線を防ごう
スポーツ用のアームカバーは一般的なアームカバーとは違い、吸湿速乾性能を備えているので快適な状態が続くといった特徴があります。もちろん虫に刺されるリスクも軽減でき、着圧のあるアームカバーであれば、疲労軽減効果も期待できます。
そして何よりも、アームカバーであれば途中で簡単に脱ぐことができます。たとえば直射日光のないエリアではアームカバーを外して、紫外線を直接浴びるような稜線や標高が高いエリアで装着すれば、熱中症リスクも回避できます。
さらに最近は接触冷感素材を使ったアームカバーもあり、そのようなアームカバーなら熱中症対策にもなります。日焼け対策にもなり熱中症も抑えられるので、今年の夏山登山は「半袖+アームカバー」をおすすめします。
シェード付きハットで直射日光から肌を守る
さらにシェードがあることで、知らないうちに首の後ろ側が日焼けしていたというトラブルを回避しやすくなります。接触冷感素材を採用したシェードや、防虫加工されたシェードもあり、紫外線対策だけでなく、登山がより快適なものになるといった効果も期待できます。
このとき注意してもらいたいのがUVカット率の高さで、少なくともUVカット率80%以上の帽子を選んでください。もちろん通気性があることも確認しておきましょう。通気性が低いと熱中症リスクが上がるのでご注意ください。
紫外線が強い時間帯の登山を避ける
天候の急激な変化を避けるためにも午前中に下山しよう
一般的に10時から14時に紫外線が強くなるとされているので、12時の下山ですと2時間ほど紫外線が強い時間帯に歩くことになりますが、それよりも遅い時間帯に下山するよりは、トータルの紫外線量が少なくなるため、日焼けもしにくくなります。
午前中に下山することで、夕立や落雷を回避しやすくなるといったメリットもあるので、夏山登山はできるだけ予定を前倒ししてください。コースによっては早朝にスタートしても午前中の下山が難しい場合には、日の出前から山に入ることも検討して、さまざまなトラブルから身を守りましょう。
日焼け止めクリームも活用して万全の体制で入山しよう
登山に適した日焼け止めクリームを選ぶことが大切です
どのような日焼け止めクリームがいいのかわからないという人に、登山に適した日焼け止めクリームの条件を3つご紹介します。
・SPF50以上
・PA++++
・UV耐水性表記
この3つを満たしていれば、しっかりと紫外線から肌を守ることができ、しかも登山中に流れ落ちにくいので、何度も塗り直ししなくても済みます。気をつけたいのが、自分の肌に合っているかどうかという点です。
登山当日までに自分の肌に合っているかをテストしておき、問題がないことを確認した上でご利用ください。また、日焼け止めクリームだけに頼るのではなく、ここでご紹介した方法や飲む日焼け止めなども活用して、万全の体制を整えた上で夏山を登りましょう。