IoTをわかりやすく解説!未来の生活を先取りして便利に暮らそう
知っているようで知らない「IoT」について解説します
自分には関係のないテクノロジーだと思って、聞き流している人もいるかもしれませんが、そろそろ多くの人にとって無視できないくらい身近なものになりつつあります。そこで、今回は「IoT」について専門知識がない人でも理解できるように、わかりやすく解説していきます。
IoTはモノをインターネットに接続させること
IoTはさまざまなモノをインターネットに接続させるテクノロジー
わかりやすく説明すると「本来インターネットに接続していないモノを、インターネットに接続すること」をIoTと呼びます。
身近なモノとしてテレビがあります。従来のテレビはインターネットに接続されていませんでしたが、最近のテレビはインターネット接続が標準装備されていて、アンテナ経由のテレビ番組だけでなく、さまざまな動画配信サービスを楽しめるようになっています。
テレビのチャンネル操作も手元のスマートフォンで行えて、外出先からテレビ番組の録画予約ができるようにもなっています。さらには録画したテレビを自宅の外でも視聴でき、通勤中や海外旅行中など時間や場所を選ばずにテレビを楽しめます。
ただしそれはIoTの便利な一面に過ぎず、導入することでもっと生活が便利で豊かになります。
IoTにより実現できる4つのこと
モノがインターネットに繋がると日常生活が便利になります
● モノを操作する
● モノの状態を確認する
● モノの動きを検知する
● モノ同士で情報をやり取りする
まずイメージしやすいのは「モノの操作」ですよね。外出先からスマートフォンなどを使ってエアコンなどの家電を操作できるので、仕事が終わったらエアコンの電源を入れておき、帰宅したときに快適な環境にしておくといった使い方ができます。
またモノの状態を確認できるようになるので、遠く離れた実家で暮らす親が健康に生活できているかを、電球のオン・オフで確認するといったことも可能です。自宅の鍵をかけたかどうかも、スマートフォンでチェックできます。
バスやタクシーの位置を確認できるアプリがありますが、それらのアプリもIoTのテクノロジーを使ったもので、バスやタクシーがインターネットに繋がっており、現在地の情報を発信するので、利用者はアプリを使ってバスやタクシーがどこにいるのかを把握できます。
「モノ同士で情報をやり取りする」というのは少し複雑な使い方なのですが、例えば自動車が自動的に信号機の情報や交通渋滞情報を取り込み、自動運転により最適なルートを選択したり、無駄な加減速を減らしたりしてエコな運転、交通の最適化を実現できる未来が待っています。
IoTによるスマートホームを目指して未来を先取りしよう
生活を快適にするためにIoTを導入してみよう
家庭に導入するなら、まずは下記アイテムを導入してスマートホームを目指してみてはいかがでしょう。スマートホームというのは、自宅の家電がインターネットに接続され、それをスマートフォンなどで操作できる状態にある家のこと。
家電がインターネットに接続されていれば、音声で部屋の照明をオンオフでき、外出先からテレビやエアコンの操作もできるなど、生活がより快適になります。導入する製品によっては自宅のセキュリティを高めることもできます。
IoTに対応したテレビやエアコンなどの家電は買い替えのタイミングで導入するとして、まず照明や自宅の鍵をIoT化するのがおすすめ。最近注目されているのが、スマートフォンが鍵になるスマートロックで、既存の鍵に取り付けられるものなら賃貸住宅でもIoT化できます。
スマートロックを導入すればハンズフリーで解錠したり、オートロックにしたりできるので、自宅を出入りするときの煩わしさがなくなります。遠隔で施錠確認や操作ができるので、自宅を出てから施錠したかどうか不安にならずに済むのでおすすめです。
通信障害や停電に備えてアナログ操作もできるようにしておこう
IoTを導入するときには通信障害や停電も想定しておくこと
最近はインターネットも安定していますが、停電や通信障害というリスクがあります。スマート照明を導入したら、通信障害が起きて照明を点けられないなどのトラブルも考えられますし、停電でスマートロックが機能せず、自宅に入れないことも想定しておく必要があります。
自宅にIoTを導入するときには、電気と通信環境を100%信用するのではなく、それらが途切れたときにも困らないように、アナログ操作できる環境も整えておきましょう。いずれそのような問題も解決するかもしれませんが、まだ発展途上のテクノロジーですので、リスク管理は自分でしっかりと行った上で導入しましょう。