寒さに負けず走りに行こう!マラソンランナーの防寒術
寒さに負けずコツコツ距離を積み重ねよう
とはいえ、寒いのは誰だって苦手ですよね。1〜2回なら気合と根性だけで走りに行くこともできますが、限度があります。だからランナーは、寒さを防ぐための防寒術を知っておく必要があります。ただし、防寒術といってもウェアを重ねればいいというわけではありません。
快適に走るためには最適な防寒方法があります。今回は、どのように防寒を行えばいいかについて、わかりやすくご紹介していきます。
冬のランニングウェアは着替えやすさ重視
すぐに着替えられるウェアを選ぼう
・長袖インナー
・タイツ
・靴下
・ウインドブレーカー
・ネックウォーマー
・手袋
・ニット帽
これだけ着れば、氷点下にでもならない限り、寒さを感じることなく走ることができます。でも、これほど着込むのは少し面倒ですよね。特にインナーやタイツは着替えるのに時間がかかり、めんどくさいと感じた途端に走る気持ちが萎えてしまうもの。
さらに、あまりウェアを着込むと汗をかきやすく、かえって体を冷やしてしまいます。
おすすめなのは長袖インナーではなく長袖シャツ、タイツではなく短パンにすることです。いつもどおりの服装にウインドブレーカーやネックウォーマー、手袋などを合わせてください。着替える時間をいかにして短くするかが重要なポイントとなります。
綿やレーヨンではなくポリエステルのウェアを選ぶ
汗冷えしないようにポリエステル素材のウェアを選ぼう
また、レーヨンを使った発熱するタイプのTシャツもNGです。走り出すときには温かくてよさそうですが、1kmも走らないうちに熱くなってしまいます。寒いよりもいいじゃないかと思うかもしれませんが、レーヨンは乾きにくいという性質があり、汗冷えを引き起こします。
いくら寒くても、走り出せば汗をかくのがランニングです。ウインドブレーカーのように上から羽織るものであれば、後から脱ぐのは簡単ですが、インナーとなるとそうもいきません。汗冷えさせないためにも、2~3枚ほどポリエステルの長袖シャツを用意しておきましょう。
冷点を温めることで冷えを防止できる
ネックウォーマーをするだけでも体感温度が上がります
顔(額):ニット帽・ヘアバンド
首:ネックウォーマー
腰:腹巻き
このような組み合わせで防寒グッズを活用しましょう。この3つを使うだけで、かなりの防寒効果が期待できます。しかもネックウォーマーやニット帽なら、体温が上がってきてから簡単に脱げるという利点もあります。
腹巻きは意外なアイテムかもしれませんが、実は各メーカーがスポーツ用の腹巻き(ウエストウォーマー)を販売しています。おすすめはカイロを入れるポケットが付いた腹巻きで、マラソンのスタート前などにカイロを入れておけば、スタートまでに体が冷えるのを防いでくれます。
これらの防寒グッズなら、ランニングの動作を阻害しないというメリットもありますので、寒さが苦手という方は、冬が本格化する前に揃えておきましょう。
参考・参照サイト
人体表面の温度点分布