さわやかな香りでダイエット !! グレープフルーツの香りをかぐだけで脂肪を分解するなんて !!PR
精油の香り成分が、“自律神経の働き” や“ホルモンの分泌” を調節。そのしくみとは…?
自律神経は消化や呼吸、発汗や体温調節など、生命の維持に関わる神経系で、自分の意志で動かすことができない臓器の働きなどを司っています。
内分泌系ホルモンは、血液やリンパ管に分泌されるホルモンで、副腎皮質や副甲状腺、下垂体などの内分泌腺から分泌されます。分泌されるのはごくごく微量ですが、ほんの少しでもホルモンのバランスが崩れるだけで、病気になってしまいます。
ラベンダーの香りをかぐとリラックスする、ローズマリーの香りをかぐとやる気が起きる、というような精油の効能は、香り成分が鼻からに脳に伝わり、自律神経やホルモンの分泌に指令が出ることによって生じます。さらに、香り成分は、マッサージなどで皮膚から吸収されるよりも、鼻から伝わるほうが伝達速度が速く、ある実験では、香りをかいで1秒後には大脳新皮質が刺激されることがわかっています。
グレープフルーツの香りが交感神経を刺激。エネルギー消費を高め、脂肪を分解する !!
精油にはいろいろな効能があり、心や体の活動を活発にするのが得意な精油と、リラックスを促すのが得意な精油があります。グレープフルーツは活動的にさせる精油の代表選手で、その香りをかぐと交感神経の活動が促進されます。交感神経が活発になると、まず血行がよくなり、体温が上がります。すると、エネルギーの消費が高くなって、脂肪が分解されるというわけです。
このように、グレープフルーツの香りは鼻から脳へと伝わり、体温が高くなって、脂肪の分解を助けてくれるのです。
ちなみに、肥満傾向にある人は、交感神経の活動が低いと考えられているので、グレープフルーツの香りで交感神経を活発にすれば、肥満傾向を抑制する可能性があるといえます。
「楽園」の香りで食欲がおさえられ、自然と体重が落ちる
たとえば、大勢の前で発表しなければならないとき、緊張して胃が痛くなるような経験をしたことがあると思います。それは交感神経が優位になるからです。緊張のあまり、消化・吸収の機能が落ちて、食欲がなくなってしまいますね。しかし、無事に発表が終わると緊張から解放されて副交感神経が優位になり、緊張がゆるんで胃の動きが活発になり、お腹がすいてきます。
グレープフルーツの香りをかぐと、交感神経が活発になり、ほどよい緊張が保たれます。すると、胃腸の消化・吸収の能力が落ちて、食欲が抑えられ、自然と体重が落ちる、というわけです。
グレープフルーツの学術名は「Citrus paradisi」。paradisiは楽園という意味です。ヨーロッパでは柑橘系の木は富と幸福の象徴として愛されています。柑橘系のなかでもグレープフルーツは特に大きくて、実がまん丸、皮がツルッとしていて、見た目も幸せな気分にさせてくれます。
花や樹脂の深くて重い香りに比べて、グレープフルーツの軽くてさわやなか香りは誰からも好かれ、家や職場で香りをかいでも周りにイヤな思いをさせません。また、香りがいつまでもしつこく残ることもないので、気分転換にもなるでしょう。
気温が下がり食欲が増して、ちょっと体がダラッとしてきたかも…と感じてきたら、グレープフルーツの香りをかいで、体を引きしめてみませんか。
※グレープフルーツの精油は光毒性があります。誤って皮膚についた場合はよく水洗いし、5~6時間はその部分を日光に当てないようにしてください。
参考1:匂い刺激のエネルギー代謝に対する影響とその機構―グレープフルーツとラベンダーの芳香の効果, 永井克也, 「肥満研究」, Vol.11, No.2, pp.92-94, 2005
参考2:グレープフルーツの香りが脂肪燃焼に及ぼす影響, 針谷毅, Aromatopia 17(5), 12-16, 2008, フレグランスジャーナル社