山の日調査企画② 登山経験者に色々聞いてみたPR
登山経験者に聞いた!あんなことやこんなこと
登山経験者および登山希望者(1000名のうち、532名が該当)に、登山に行く際、どのような準備をしたいか聞いたところ、最も多かったのは「天気予報チェック」で68.0%、次いで、「飲料」が62.8%、「登山ルート確認」と「登山靴・トレッキングシューズ」が55.8%、「食料」が54.5%で続きました。持ち物や装備の準備よりも天気予報をチェックしたいという人が多いようです。
登山経験のレベル別(★)にみると、登山愛好家(113名)では、「登山靴・トレッキングシューズ」の割合が63.7%と高くなりました。登山の種類や登山道の状況に応じて選んだ登山靴を履くことによって、疲労の軽減効果や、ケガのリスクを低減する効果が期待できます。本格的な登山をより安全に楽しむために、登山靴を欠かせないアイテムだと考えている登山愛好家が多いようです。
★登山の経験を聞いた質問の結果から、以下の3つのグループに分類
①登山愛好家(定期的に行っている人、過去に何度も行ったことがある人) ②数回経験者(過去に数回やったことがある程度の人) ③希望者(やったことはないが、やってみたい人)
◆登山で困ったこと 第一位「急に天気が変わった」◆
登山経験者(401名)には、登山で困った経験も聞いたところ、「急に天気が変わった」が25.4%で最も多く、「トイレがあまりなかった」が21.7%、「思っていたより頂上が寒かった」が16.5%、「前半飛ばしすぎて後半つらかった」が14.0%で続きました。急な天気の変化やトイレ探しで困ったという人が多いようです。
登山経験のレベル別にみると、登山愛好家(113名)では「急に天気が変わった」が39.8%で2位以下の回答を大きく引き離しました。山の天気を予測することは、ベテランでも難しいのではないでしょうか。
スマートフォンに登山アプリや天気予報アプリを入れている登山経験者の割合をみると、登山アプリでは8.2%、天気予報アプリでは46.6%となりました。天気予報アプリを入れている人は、登山経験にかかわらず5割弱ですが、登山アプリでは、ベテランほど活用していることがわかります。
みんなどんな天気予報が欲しいのか聞いてみた
どのような天気予報であれば、登山経験者は満足するのでしょうか。
登山経験者(401名)に、登山の際に使う天気予報アプリに、どのような機能があればいいと思うか聞いたところ、「(普通の)天気予報がわかる」が44.4%、「山頂、登山口、ふもとの天気予報がわかる」が39.2%、「雷危険度がわかる」が35.2%、「山頂、登山口、ふもとの降水確率がわかる」が34.7%、「山頂、登山口、ふもとの最高気温/最低気温がわかる」が31.7%となりました。山頂、登山口、ふもとといった標高別の天気や降水確率、気温の予想を知りたいと思っている登山経験者が多いようです。
男女別にみると、「山頂、登山口、ふもとの最高気温/最低気温がわかる」(男性27.0%、女性37.4%)や「オススメの服装がわかる」(男性17.6%、女性27.4%)では、男性より女性のほうが10pt前後高くなりました。気温の変化や気候に適した服装がわかると助かるという女性は少なくないようです。
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※調査リリース全文をご覧になりたい方は、日本気象協会のコーポレートサイトをご参照ください。
※本調査レポートでは、回答の構成比を、小数点第2位を四捨五入し算出しているため、合計が100%にならない場合があります。