過去30年の気象データから紐解く!ホワイトクリスマスの確率は?
過去30年間でクリスマスイブに雪が観測された割合(代表54都市)
■なんと、東京のホワイトクリスマスの確率は0%!?
対して、北海道 旭川は100%!ホワイトクリスマスに憧れる人は旭川に行ってみてはいかがでしょうか?とはいえ、旭川のようにクリスマスに限らず毎日のように雪が降る地域では、ありがたみもそれほどではないかもしれませんね。
■厳かに過ごしたい・・・年越しの雪の確率は?
過去30年間で大晦日に雪が観測された割合(代表54都市)
北海道太平洋側の帯広で3%、仙台で40%と低い確率になったものの、北海道・東北は70%以上の高い確率でした。関東では、確率は非常に低く、東京・神奈川・千葉などで3%となりました。西に向かうとクリスマスイブ同様に、雪が降った確率はやはり低い結果となりました。
■雪の上を着物姿で恐る恐る歩いた経験がある人も?関東は成人式が最も雪が降りやすい!
過去30年間で成人の日に雪が観測された割合(代表54都市)
1月に入ると寒さも厳しく、関東でも東京、神奈川、埼玉で13%など、10年に1回以上の確率で雪となっていました。また、近畿、中国地方では、鳥取、島根で30%台と高めの結果になりました。
「成人式に着物を!」と考えている方も多いかと思いますが、雪が降ると足元が不安ですよね。慣れない着物に、慣れない雪となる人も多いでしょうから、事前に天気予報を確認して、万全の準備をしておきたいものです。
■クリスマスイブ vs バレンタイン 真っ白な舞台を期待できるのは・・・?
過去30年間でバレンタインデーに雪が観測された割合(代表54都市)
ここで、雪の演出がロマンチックな、クリスマスイブとバレンタインデーを比較してみました。雪の少ない地域では、冬のイベントに雪が降ると印象的になりますよね。
クリスマスイブに雪の降った確率は、東京だけ見ると0%でしたが、関東は平均7%、また近畿は平均12%でした。一方、バレンタインデーに雪の降った確率は、関東が平均16%、近畿が平均17%となりました。
つまり・・・関東では、ホワイトクリスマスの確率7%に対し、ホワイトバレンタインデーは約16%と2倍以上の確率となりました!近畿でも約1.4倍の確率です。よって、過去データの検証から、ホワイトクリスマスよりもホワイトバレンタインデーの方が”少し”期待できる結果となりました。
※なお、今回の調査で利用したデータは、全国各地の気象官署・測候所54か所で目視観測されている「天気概況」の過去データです。「都道府県(北海道のみ地方)全体」ではなく、「都道府県の代表地点」における結果である点にご注意ください。
※また、今回の「ホワイトクリスマス」はクリスマスイブを調査対象としていますが、「ホワイトクリスマス」は、クリスマスに雪が降ったことを指す場合もあります。
楽しいイベントの一方で、雪に慣れない地域での降雪では、交通機関や生活にも大きな影響があります。ここで調べたのは、過去データであって、予測情報ではありません。「これから雪が降るのかどうか?」は、最新の天気予報を参考に。備えあれば憂いなしの暮らしをお送りください。