洗濯物が乾く時間はどれくらいかかる?早く乾かすコツを紹介
今回は、洗濯物が乾く時間の違いを季節別、最高気温別にご紹介するとともに、洗濯物を早く乾かすコツについて解説します。
【季節別】洗濯物が乾く時間の違い
■春・秋は5時間前後
春は冬の寒さが和らぎ、日中になると暖かな陽気に包まれる日も多くなるため、朝9時頃に洗濯物を干せば、だいたい14~15時頃には乾く場合が多いようです。一方の秋も、夏ほど気温は上がらないものの、そのぶん湿度も低くなるため、秋晴れの日に干せばおよそ5時間前後で洗濯物を乾かすことができます。
■夏は2~3時間前後
気温の高い夏は水分が早く蒸発するため、朝に干したら昼頃にはもう乾いていたというケースも少なくありません。ただ、湿度が高くなる時期でもありますので、天気が悪く蒸し暑い日に部屋干しすると、乾くまでに時間がかかることもあります。
■冬は6時間前後
気温が低くなる冬は、たとえ天気が良い日でも洗濯物が乾きにくい傾向にあります。特に冬場は厚手の洗濯物が増えるので、普段は外干しする家庭でも、部屋干しする割合が多くなるようです。
【最高気温別】洗濯物が乾く時間の違い
■最高気温28度以上は2~3時間前後
最高気温が28度以上になると、たとえ湿気が多い日でも、日差しがあれば2~3時間程度で洗濯物を乾かすことができます。
■最高気温25度なら3~4時間前後
最高気温25度は、湿度がそれほど高くなければ、やや汗ばむくらいの気温です。日差しがあれば3~4時間程度で乾くので、朝に干せば昼過ぎには取り込むことも可能です。ただ、湿度が高い日やくもりの日には多少時間がかかることもあります。
■最高気温20度なら5時間前後
最高気温20度の場合、洗濯物を干す朝の段階では気温が10度台までしか上がっていないので、洗濯物が乾くまでにやや時間がかかります。十分な日差しと風があれば、5時間かからずに乾くこともありますが、逆に天気が悪い日や風のない日はさらに時間がかかる可能性もあります。また、日が落ちてくると空気が湿気を帯びるようになるため、早めに取り込まないと衣類が湿ってしまうことがあるので要注意です。
■最高気温15度以下なら6時間以上
最高気温が15度以下の日は、日中でも空気が冷たく、朝から洗濯物を干していても十分に乾かない可能性があります。日差しと風がある場合は薄手のものなら乾きますが、厚手のものは途中または最初から部屋干しして乾かした方がよいでしょう。
洗濯物を早く乾かすコツを紹介
■1. 乾いたタオルと一緒に脱水する
脱水が始まる直前に洗濯機を一時停止し、乾いたタオルを入れて脱水にかけると、タオルが水分を吸い取ってくれるぶん、他の洗濯物が乾きやすくなります。
■2. 洗濯物と洗濯物の間隔を空ける
洗濯物同士の間隔が狭いと、風通しが悪くなり、洗濯物が乾きにくくなります。洗濯物と洗濯物の間には適度な間隔を空け、風がまんべんなく通るようにしましょう。
■3. 厚手のものはバンザイ干しや筒干しにする
厚手の服は、裾の部分が上に来るように干す「バンザイ干し」をすると、衣類が重なりやすい脇の部分も効率よく乾かせます。生地の表と裏が重なり合わないよう、ピンチなどを使って筒状に干すのもおすすめです。
■4. エアコンやサーキュレーターを使用する
室内は空気の流れが滞りやすいので、洗濯物を部屋干しするときはエアコンやサーキュレーターを使って人工的に空気を循環させましょう。洗濯物は下に行くほど乾きにくくなるので、風を当てるときは洗濯物の下半分に向けるのがポイントです。なお、洗濯物を部屋干ししていると室内に湿気がこもるので、適度に換気を行うのも早く乾かすコツです。