風邪かな?……と思ったら、試してみたい5つのこと
梅干し入りのお茶を飲めば、体も温まる
今回紹介するのは「おばあちゃんの知恵袋」とよばれるもので、昔から言い伝えられ、実践されていたものです。「体調がおかしいな?」と思ったら早め早めに対処して、忙しい時期を乗り切ってくださいね。
「梅干し茶」は、梅干しを焼いてパワーアップ
梅干しを焼くと、ムメフラールという血行を改善する成分が生まれます。一度焼いてしまえばムメフラールは消えることがないので、作り置きもOK。
また梅干しは抗菌力が強く、疲労回復効果や、抗酸化作用を持つクエン酸などミネラルが多く含まれています。梅干し+温かい番茶で、ポカポカと温まってくださいね。
ハチミツ+大根でのどの炎症を和らげる効果が期待
朝晩や、のどがツラいときにこのハチミツシロップをスプーン1杯分を喉に流し込むとよいでしょう。日持ちはしないので、2、3日で食べきります。
大根の辛み成分「イソチオシアネート」は、解毒作用や殺菌作用、抗酸化作用、抗菌作用など様々な働きをします。この大根の成分と、粘膜の炎症を鎮める効果のあるハチミツが合体することで、のどの炎症や咳を和らげる効果が期待できます。
栄養満点のレンコン汁
飲みにくい場合は、レンコン汁に醤油少々、ショウガで味を調え、コップ1杯(約150cc)のお湯に溶いて飲みます。ハチミツで甘くしてもよいでしょう。
レンコンはビタミンCがとても豊富。また、ポリフェノールの一種であるタンニン、カリウム、鉄、亜鉛などが含まれ、栄養満点です。
胃腸が弱っているときは「葛湯(くずゆ)」
好みで砂糖やハチミツ、ショウガ、ユズなどで味付けしましょう。
漢方薬の葛根湯も葛が原材料ということから分かるように、葛には体を温める効果や解熱発汗作用、整腸作用など様々な効果があります。このため、下痢のときにも葛湯は効果的です。葛湯は胃にやさしく浸透し、消化がよいことでも知られています。
※2017年11月16日 記事の内容を一部修正しました。
滋養満点ドリンク「卵酒」
卵は良質のタンパク質が豊富に含まれ、滋養満点。日本酒で体も温まります。
※ お子さん、妊婦の方、薬を飲んだ方は、アルコール入りの卵酒は飲むのを控えましょう。
今回紹介したのは、風邪の引き始めの予防薬のようなものです。症状がひどい場合は、医師にきちんと診てもらってください。
風邪をひきやすいこの季節、昔から伝わる民間療法で体を温め滋養をつけて、たっぷり睡眠をとってくださいね。